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昨日は久しぶりに新しい?学びの場に行ってきました。

この本の作者である熊平美香さんの「価値を生み出すリフレクションと対話の技術」という4回の講座が東京であり、本で読んだことを実践で学べればいいかなと軽い気持ちで行きましたが、なかなか脳みそに汗かきました(笑)

チームビルディングコンサルタント=対話ができるコンサルタント

全く新しいことではなく、普段からお伝えしているチームビルディングの要素として「対話」は重要なポイントです。

対話とは人々が物事やそれぞれの立場を理解したり、「わかったことを行動に移す」、このようなきっかけになるようなコミュニケーションを、創造的なコミュニケーションとして対話(ダイアログ)と定義しています。

会話は単なる情報交換のコミュニケーションです。

対話とすることで人の変化を導いて⇒行動に移してもらい⇒行動し続けることで成果が出ます。なので、チームビルディングコンサルタント=対話ができるコンサルタントのことだとコミュニティーでは学んでいます。

対話は現場でも大事だということは感じているのですが、シンプルだからこそ上手く伝えられない感じでした。(結構同じことを言われている受講者さんが多かったです)
本で読むだけではなく、実践で学んで体感してこれからのコンサルに活かせたらいいなと思います。

意見の背景にあるものを言語化してみる

対話の5つの基礎力として
・メタ認知
・評価判断の保留
・傾聴
・学習と変容
・リアルタイムリフレクション

があるのですが、最初のメタ認知については
<意見>どんな意見か
<経験>その意見に関連する経験(知っていること含む)は何か
<感情>その経験にはどのような感情が紐付いているか
<価値観>そこから見えてくる大切にしている価値観は何か

という4点セットで考え実際に言語化してみると自分のクセだったり、傾向がわかります。
同じように相手の意見についてもこの4点で聞いてみることで、評価判断を保留にすることができます。傾聴もしやすくなると思います。

ここまでは良かったのですが、私が躓いたのは「学習と変容」でした。

聴いていない自分がそこにいた

できているつもりでワークを進めていましたが、
いろいろな人の意見を聴いて、「自分と違う意見」を一つ選んでそれについて上記の4つの視点で言語化してみるというワークがありました。

要するに自分ではない人(自分では出て来ない意見の人)の意見を、想像でどんな背景なのか考えてみることをやりました。

普段から「人と人は違う」ということを意識して仕事している私は、いくつかの意見を聴いていても「なるほどそういう意見なんだ」と聞いているので、違うことにあまり違和感を持っていません。

しかし「違う」と思ってしまうことがアウトでした。話をしてくれる人はその人なりの経験や感情などを話してくれているのですが、これが全く入ってこない(汗)
実は判断の保留をしているつもりで、「違う」と判断している感じでした。

学習と変容の聞き方としては
①知識を得る:そうなんだ・・・(情報として)
②自分の解釈で理解する:同じ(または違う)考えだ
③学習と変容に向かう
  (学習)どんな世界、どんな気持ち?
   これらを想像してそこから共感するというステップ
  (変容)想像⇒共感することで、自分にはなかったものを手に入れる
      ※手に入れた新しい視点は?

①と②で聴いていては学習と変容は起こらないのです。①と②は自分の判断を入れている状態になります。私はこの状態であることがわかりました。

対話によって新しいものの見方が手に入ることが、対話による学習と変容であり、人の変化につながり行動に移すことにつながっていきます。
ここをきちんとできるようになることが私の中の成長なのだと感じました。

とは言うものの、結構「聴く」ことには自信あったのですが、聴いていない自分をリフレクションすることになり、ちょっとショックです(涙)

なんか何を言っているのかよくわからなかったと思いますが、とりあえず必死にもがいているんだなということが伝われば嬉しいです(笑)


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