言葉を磨く、わたしを磨く②その理由
noteを始めてから、文章を書くのが好きな人がこんなにいたのか!と、驚いています。
振り返ると、わたしも文章を書くのが好きでした。
大学生になると作文・レポート・メールのやりとりなど必要に迫られたときしか書かなくなり、起業しSNSを始めてから、次第に文章を書く機会が増えました。
ですが、好きなことを好きなように書くのと違い、誰かに届けるために書こうとすると、最初はどんな風に書けばいいか戸惑うばかり。
大阪の文学学校を卒業した先生が主宰する「心に響く文章講座」を紹介され、通い始めて4年になります。亀の歩みながらも文章を書くのが好きだった気持ちを最近、取り戻している。
そうなると人の言葉が気になるもので。
実生活で出会う人はnote人口に比べ、雄弁に語る人よりも「言語化が苦手」と悩む人の方が多い気がした。特に内観ゼミで。
そういえば初めてツイッター(現在X)を開いたときも、あけすけな言葉が並んでいて驚いた。実際に会う人は、こんなに自分が感じたことを言っている人は少ないから。
「書く」って何なのだろうか。
自分の気持ちを整理するためにノートに書くと言う人もいる。
ブームなのかもしれない。
ノート○○術とかノートブック講座とか。
そういうのって、自分が気持ちを整理するだけで終わってるんじゃないだろうか。
自分の気持ちを自分が知るだけ、匿名で吐き出すだけ、で終わってはいないだろうか。
なんのために気持ちを整理するのか?
行き場がない気持ちを、伝えるべき人に伝えるために整理しているのではないのか・・・
私たちが主宰する内観研究所の内観ゼミでは、「言語化が苦手」と言う人たちから話を聞きだすことに成功している。
なんせ一回3時間のロングゼミだから。
話は聞いてみないと分からない、他者に話してみないと分からない。
他人に話さないと「伝わる手ごたえ」は掴めない。
気持ちを言語化する機会が少ないと、言葉が出てくるのに時間がかかる。
日常生活では時間がかかると後回しにしてしまう。
そうして言葉にできないことで人間関係にも支障がでたり、自信を失ってしまったりするのではないか。
と、いうところから「内観心身美」で言葉を磨くクラスをスタートすることになったのです。
内観心身美「言葉を磨く」
1回目:話し言葉を磨く
参考図書 3行で撃つ 近藤康太郎著
この本を選んだ理由を概要欄から引用します。
本には「ライター向け」とありますが、思想することが必要なのはライターだけではないでしょう。
*担当編集者さまより直々にコメントいただきました。
この本は職業としてライターをされている、ライター希望の方向けではないし、そう銘打ってもいません。
私としては、職業「ライター」ではなく「書くひと」向けという前提と感じましたが、本のコンセプトを誤って書いてしまった事をお詫び申し上げます。
詳しくはコメント欄をご覧いただけたらと思います。
人と話をするときに言語化できない理由は、常日頃から考える時間が足りないからだと思う。
余談ですが「○○向け」と銘打った方が売れる。
このセオリーが生まれてから、自分に必要なものに出会える確率が減ったんじゃないかと思う。
主婦向け、起業家向け、繊細な人向け、、、でも万人が読むべき本、知るべきことはあるはずで。
更には「自分は●●だ」と思い込んだ人が自分向けと書かれたあるものを読み、偏った知識が強化されていく場合すらありそう。
自己認識の不足により、自分を誤解したまま走り続けるのは危険だ。試しに本棚を眺めて、どう感じるかを試すといい。それがそのまま、あなたの自己認識となる。
言葉を磨くことで、わたし自身も表現力があがり、自分の仕事を現わす言葉に巡り合えて私の力を必要とする人との出会いが広がることを期待して、この講座をやっているのかもしれない。
次回は1回目の内容を全て公開します。
受けてなくても受けた気分になれるでしょうか。
もちろん意図としては、2回目、3回目へのご参加を促す、というものであります。
次回は4/15と7/15の夜21時〜
zoomにて