カタログのグラフィック撮影を終えて
こんにちは。
本日は、新製品とそれを利用する消費者(モデルさん)の撮影日でした。
私は企業でデザイン制作をしているため、企業側として商品のグラフィックに度々立ち会うことがあります。企業内でデザインをすると言う事は、制作する「作り手」のポジションだけではなく、デザインの監修と管理が必要になるんだなぁ…と今さらながら、自分にいただいている仕事の幅広さを痛感しています。
ありがたい。
ということで、本日は、オーディションにて選出した3名と、売り出したい商品を一緒に撮影し、最終的にはそのスナップをカタログに入れ込みます。あくまでも、企業側の目線で言えば、売り出したい商品が「一番見せたいモノ」です。しかし、モデルさんから連想される背景(使っているシーン)を想像させるのも大事なポイントとなるため、モデルさんの選出も重要なのです。
コト発想を違和感なく連想できるような自然なポージング。
無理のない生活シーンを元に、モデルを通して疑似想像できるようにする。
それが、私たち企業の求めるスタイルで、モデルさんへの要望は商品を使って「自然な感じで~」です。これって、案外難しいですよね。
しかも、生で見ると自然に出来ているように見えても、カメラを通すと“少し猫背に見える”とか、”手先が不自然”とかあるんですよね・・・。目で見る「自然」とは、カメラを通すことで「不自然」に映る場合があるし、
モデルさんによっては、慣れ不慣れが顕著に出るので、素人の自分が見ても、「この子・・・慣れてるね」「この子緊張しているね」が分かる・・・と言うこの不思議さ。
色々と無茶なお願いもしてしまったかもしれないのですが、、、モデルさん方も、柔軟に対応してくださって、とても良い写真が撮れたように感じます。
お昼からスタジオに入って半日、全員の撮影が終了し、これから、ようやくカタログ制作も大詰めです。
本日、撮影した写真をカタログの要所に出し、生活スタイルに合わせて商品を訴求出来るようにコーディネートします。一人何百枚も撮った写真ですがカット利用は数枚・・・・とても良い写真たちのため、何とも残念です。
でも、今日は本当に、
スタジオでフォローしてくださったスタッフさん、代理店の方々、スタイリストさん、モデルさん、さまざまな方々に感謝です。
本当にありがとうございました。