頭がいい人に共通する◯◯という習慣
結論から言うと、頭がいい人ほど昼寝の習慣があるということだ。
グーグルやナイキなどの優秀な社員があつまる先端企業では、生産性を高めるために昼寝や仮眠をとることを推奨している。
なぜだろうか?
その秘密は、そもそも人間の生活リズムに昼寝がくみこまれている可能性が高いからだ。
理由① 人間は本来2回眠るリズムをもっている
あなたやあなたの家族はよく昼寝をするタイプだろうか?
実は人間の睡眠タイプには二相睡眠と単相睡眠の2種類ある。1日に昼寝とあわせて2回眠るのが二相睡眠で、昼寝はせずに1日に1回だけ眠るのが単相睡眠だ。
おそらく、あなたは一度だけ眠る単相睡眠だろう。
先進国に済む現代人のほとんどが単相睡眠とされ、1日に7時間ほど眠る。この時間は年々短くなっている。
しかし、あなたが電気がいきとどいていない発展途上国に住んでいる人ならば話は違う。なぜなら、発展途上国に住む人のほとんどは、二相睡眠だからだ。
例えば、カラハリ砂漠のサン人やケニアの北に住んでいるガブラ族などの、狩猟採集民と呼ばれる人たちは二相睡眠である。彼らは、私たちと同じように夜は7時間ほど眠り、昼をすぎると30~60分ほど昼寝をするのだ。
ここ最近、生産性の向上のために昼寝が見直されており、グーグルやヤフーなどの先端企業でも社員に昼寝を推奨しているほどだ。
「昼寝」ではサボっている感じが出てしまうので、「シエスタ」や「パワーナップ」といえばなにやらそれっぽいだろう。
逆に、優秀な人ほどよく眠るのは、寝不足になると遺伝子レベルでバカになることがわかっているからだ。
ちなみに、季節によって二相睡眠から単相睡眠に変わることもある。例えば、タンザニアの北に暮らすハッザ族やナミビアのサン人は、夏は二相睡眠で冬は単相睡眠になるのだ。
理由② 昼寝をしないだけで60%死にやすくなる
ここまでだと、「へぇそうなんだ。確かに昼寝するとスッキリするよね。それで?」で終わってしまう。
大事なのはここからだ。
なんと、人は昼寝をしないだけで60%も死亡率が高くなってしまうことがわかっている。これは私が勝手に言っているわけではなく、あのハーバード大学が行った調査なのでまず信頼できる。
やはり人間の本来の生活リズムは、夜にながく寝て昼にもすこし眠る「二相睡眠」であることがわかる。
それなのに、私たちは現代のスピードにあわせてどんどん生活リズムが変わっていった。その結果、実際に昼寝をしなくなり、生産性が落ち、寿命まで短くなってしまっているのだ
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