入我我入には霊力を持つ本尊が必要
このリンク先のnoteを読み、ちょっと驚いてしまいました。
とても大事な事を述べているからです。
感心した部分から２点ほど。
入我我入の目的について
修行者が瞑想を通じて精神を統一し、絶対的な存在と合一になることで、自らの中に宇宙意識を見いだす方法です。
「修行者が瞑想を通じて精神を統一し、絶対的な存在と合一になる」という瞑想を密教では「入我我入」と呼ぶ。
ヨガとか仏教以外のインド系宗教では梵我一如と呼ぶかもしれない。
この瞑想は、神仏の霊力を自らの魂に注入し「合一」することによって、悪因悪業・カルマを消滅させ、魂を霊的に清め、高めて霊的進化を遂げるための具体的な修行法のひとつです。
だから瞑想の目的は「宇宙意識を見出す」ことではないのだが、神仏の霊力と「合一」する瞑想によって深層意識レベル、魂の奥底で神仏の意識と重なり合うことにより、凡夫愚民の意識から、神仏側の意識に高まっていくので、結果的にスピ系の人たちの考える「宇宙意識」なるものを獲得していくとも言うことができるかもしれない。
ちなみに、この意識変化のプロセスは「自らの中に見出す」ものではなく、霊的に成長、進化、飛翔して獲得していくものです。
入我我入には本尊が必要です
密教の修行者は本尊の前に座り、口に真言を唱え、手に印を結び、心を一点に集中させて本尊をイメージし、両者が一体に溶け合うまで修行するのです。
密教における入我我入の瞑想の方法は、ここに書かれている通りです。
そして、ここで最重要なのは「本尊」です。
「本尊」は如来の霊力を発する本尊が必須である。
入我我入の瞑想は、神仏と自分の魂を重ね合わせて合一するのであるから、合一する対象は人間の悪因悪業カルマを消滅させるだけの霊力を有する高次の霊的存在が、そこに確かに存在しなければならない。
霊力が無い本尊と魂を重ね合わせる入我我入の瞑想は、アニメショップ等で購入したエッチな格好をした女の子のフィギュアを本尊として入我我入の瞑想するのと同じである。これでは霊的進化を目的とした瞑想としては全く意味がない。
入我我入が何を目的とした瞑想なのか？という本質を突き詰めれば、ここに気づけなければならない。
「神仏の霊力を知覚できる霊能力を持つとわかるのだが」という言い回しで申し訳ないのだが、入我我入の瞑想は、自分が神仏・本尊と合一する脳内イメージをするだけでは全く足りない。
本尊から発せられた霊力を知覚して、気功の要領で呼吸とイメージを駆使しながら、その神仏の霊気・霊力を自分の瞑想空間に実際に送り込んで満たし、その神仏の霊力によって自分の魂を書き換えていく。
入我我入の瞑想の実践には物理的に本物の神仏の霊力が必要なのである。物理という表現は適切ではないけれど、自分の語彙力では「物理的な霊力」としか説明できない。
そして「神仏の霊力を知覚できる霊能力を持つとわかるのだが」（２回目）、その霊力は単なる神仏の霊気ではなくて、あの巨大な如来の霊力が絶対に必要。
だから本物の入我我入の瞑想がしたいのであれば、まず初めに本物の如来の霊力を発する本尊との縁を得る必要がある。
結論を言えば、
お釈迦様の本物の御聖骨・真正仏舎利
その真正仏舎利をベースとして、真正仏舎利と完全リンクするように、真正仏舎利の霊力をお御霊分けされた本尊
このいずれかが必要になる。
両者があるのは日本では阿含宗だけなので、勇気を出して道場に来てね！という話なのだが、多くの人は、何としてでもボクの説明を否定して、どこかから何かをみつけようとすると思う。
そこで入我我入の瞑想は、自分の魂と神仏の魂を重ね合わせる瞑想実践であることを、よくよく考えてほしい。
まだ、霊力を全く持たない存在を妄想するなら害は少ない。
でも、悪縁が生じて魑魅魍魎の類を神仏と勘違いして、魂を合一させてしまったら、その人の人生は魂レベルで悲惨な状況になる。そうならないように気をつけて欲しい。色々とおかしくなってから助けて欲しいと言われても、もう手遅れかもしれないので。
ダメ出しのつもりではなかったのです
書いているうちに、ダメ出しみたいな内容になってしまって申し訳ないです。
それでも、意味不明な仏教ポエムに酔って垂れ流している人や、役に立たない屁理屈のための屁理屈を並べている仏教noteを書いている人たちとは、全く比較にならないほど重要な事を述べてくれています。
ボクとしては、これらの人と比較して遥かに素晴らしいと思っています。（フォローになっていないと感じさせてしまったら、ごめんなさい）
過去のnote
宇宙意識的なもので言えば、これ
日本には伝わっていないが、チベット仏教には残っていた重要な伝承
瞑想だけではダメです
とはいえ、ひとりで瞑想をやってどうにかなると思ったら大間違い。
ゴチャゴチャ言わずに、これをどう解決するのか考えてごらん？
という話。
色々なパターンで同様な事柄を書いていますが、今のところ挑戦者ゼロ。