インスタ美容室を卒業した話
私は昔、美容室ジプシーであった。
そんな私の話。
切り終わった自分の姿を見て、
「おっ!しっくりくるな」
そう思ったことは、なんと人生で2回だけ。
めっちゃ切ってきた人生のなかで、2回。
なんという確率だ。逆にその2回すごいな。
いつもなんか違うかな〜と思いつつ、何が違うのかわからないので、
切りたては、しっくりこないもんだ。そのうち馴染むものだ。
それを合言葉に、ずっとやってきた。
でも美容室に行く前は、素敵な髪型になったらよいな、、、とやっぱり期待をする。
だから、今まで、ネットやインスタで、人気の美容師さんを何人も何人も見て、ジプシーのように訪ねていた。
でも、その時は、いい感じかな
そう思っても、家に帰ると何かが違う。
あとから客観的に写真を見返すと、決して私に似合わない髪型ではない。むしろ似合っている。
でも、その髪型をしている、その時の自分は、
毎日、
「なんか違う。」
鏡を見るたび、そう思うのだ。
今、目の前にいる自分が、いいなあ、好きだなあ、そう心から思える髪型でいること
それこそが大切なんだと、私は思う。
また、ヘアカット人生のなかで気付いた持論がある。それは
前髪カットがしっくりくる美容師さんは、外れがない、
ということである。
一発で好みの前髪を作ってくれた美容師さんは、何度か通ううちに、しっくりくることが多く、それはいつしか私の美容室を選ぶ基準になっていた。
もちろん、たまに髪型ではなく、美容師さん自身と何か合わない時はある。その時は違う美容院に行くのだけど、そこで切ってもらった自分の髪型をどれだけ褒められても、
やっぱりあの人に切ってもらった自分の髪型が好きだなあとなって
またそこに、戻るのである。
今回Instagramで評判の美容師さんに切ってもらったあと、なんか違う、この髪型の自分はしっくりこない、そう思って、
思い切って昔、前髪を上手に切ってくれた、近所の美容院に行ってみた。
ネットで広告を出していない、昔からある美容院さん。
やっぱり、よかった。
切ってくれた店員さんの、朗らかな空気感も大好き、私の髪を丁寧に分析してくれて、とっても、とっても温かい時間を過ごすことができた。
最後にもらった、来年のカレンダーもツボ。大事に使おうっと。
私の誕生月は、こちら。
なんだあ、探し物は、身近にあったのね。
来年も行ってみよう。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
※1ヶ月たった今も髪型、最高に良い感じです。