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改めて、京都府城陽市(2月3日月)
「文化パルク城陽」には、コンサート会場のほか、いろいろな施設がある。せっかく行くのだからと、コンサート開演前にそれぞれの施設に行ってみることにした。
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(冬だから、ちょっと寂しげ?)
城陽市歴史民俗資料館の愛称は「五里ごり館」という。奈良の都「平城京」からも、京の都「平安京」からも、五里の距離にあり、二つの都の中間点に位置する城陽市を表す「五里五里の里」から生まれた愛称らしい。資料館の入り口に、なんでゴリラがいるのかなと思っていたら、そういうわけか。
このゴリラは、マスコットの「ごりごりくん」。
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「ちょっと昔の暮らしと風景-EXPO70 万博の思い出-」、開催中。
「ちょっと昔」というのは、昭和20年代後半から平成にかけてで、その頃に使っていた生活道具や家電製品が展示されていた。私が使っていたものもあれば、祖母がごはんを炊いてくれたお釜もあって、懐かしく見て回った。
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フィンガー5の妙子さんと私、同い年
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「文化パルク城陽」にはプラネタリウムもある。丸い天井のドームに入ったのは、長男が保育園年長のとき以来かな。そのときは別のプラネタリウムだったけど。
前半30分は、星座などの解説。ドーム内の街の明かりが消えると、夜空にはたくさんの星が見える。
冬は特に星がきれいに見える季節。全部で21個ある一等星が、冬空には7個も見えるから。「冬の大三角」、学校の理科の授業で聞いたような気がする。普段、夜空を見上げることがないのは、ちょっと寂しいし、もったいないな。
後半30分は「ノーマン・ザ・スノーマン~北の国のオーロラ~」を見た。全編1コマずつ撮影された人形アニメーション。少年と雪だるまがオーロラを見に行く。旅に出れば出るほど大きくなれるという物語。
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還暦を過ぎて、また零歳に戻った気分で、プラネタリウムを楽しんだ。完全にピュアにはなれなかったけど。
「文化パルク城陽」には図書館もある。1階は子供用、2階は大人用、螺旋階段でつながっている。もちろんどちらでも気軽に入れる。
中村雅俊コンサートの開演時間まで、ここで本を読む。全館の本の背表紙を堪能してから、『ベスト・エッセイ2024』を閲覧席に持っていく。目次には80人ほどの著者がずらり。ランダムにページを繰っていく。
本棚には『ベスト・エッセイ』の「2012」から「2024」まで順番に並んでいた。爽快。こんな充実した本棚、なかなかないです。
閲覧席も広くて、椅子には座布団が敷かれていた。ふかふかで座り心地よくて、長居できる。
さあ、コンサートの時間です。