アラブ界レジェンド歌手ウンム・クルスーム - 歌い手として見出された瞬間 -

ニューヨークでBelly Queenを運営しているダンサーであり、インストラクターでもあるKaechi ChaiがオーガナイズするArabic Music and Umm Kulthum with Ari, Scott and Ziyad Marcus（マーカスファミリーのよるアラブ音楽とウンム・クルスーム）に参してきました。

ウンム・クルスームの父親であるエイブラハムが、彼女の歌い手としての才能を見出した時のエピソードを映画を通して紹介してくれたのがとても興味深かったのでご紹介します。

この映画はウンム・クルスームから描写も含めて聞き忠実に再現されたものなので、実写に近いそうです。
（現在、映画はYouTubeでは見つけることが出来ませんでした）

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父親であるエイブラハムは、デルタ地帯にある村のモスクでイマーム（指導者）をしており、モスクや結婚式で宗教の歌を歌っていました。

エイブラハムは息子ハリッドに歌を指導していましたが、出来が悪いので飽き飽きしていました。

母親は家事（左後ろ）を、ウンム・クルスーム（右後ろ）は家事の手伝いをしています。

ある時、エイブラハムがお茶を飲んでいる時、ウンム・クルスームがお人形に向かって歌っている歌声を聞き、彼女こそが歌い手だったと気が付きます。

はぁ、ハリッドは出来が悪い。。。

ウンム・クルスームがお人形に向かって歌う

なんてことだ！歌い手は彼女ではないか！！！（喜）

なんてことだ！なんてことだ！（喜）
（彼女は怒られると思ったのか、父親に始めはお人形が歌ったの。私ではないと伝えます）

エイブラハム：妻よ、どうしてウンム・クルスームが素晴らしい歌い手だということを教えてくれなかったのだ。そして、どうして歌えるようになったのだ。

妻：貴方がハリッドに教えるのを聞いて覚えたのですよ。彼女は沢山の美しい曲を歌えるんですよ。

喜ぶ父♡

ウンム・クルスームの初舞台は父・兄達と有力者の夜の集会でした。

エイブラハムは、兄達に後ろに行きなさいといい、彼女を隣に座らせます。

その後、色々な所で家族アンサンブルとして、男の子の格好をして歌うようになりました。

父親の提案でしたが、「お父さんと一緒で嬉しい」と男の子の格好を喜んでいました。

まだ幼い時。男の子の格好をして可愛い。

その後、父に代わり彼女がリード歌手となっていき、聴衆も彼女の歌声を聞きに来るようになります。

お姉さんになってきた時。

次に続く☆

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Happy dancing :)

Nahoko Sugiyama