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こんぴら石段マラソン 10.6
地元・香川県の琴平町で行われた「第56回 こんぴら石段マラソン」。
参道と金刀比羅宮・御本宮の785段を往復するというもの。
ひとえに「面白そう!」でしかありませんでした。
785段の往復:参道、石段、境内を走る
津田のクロカン、丸亀ハーフマラソンで、参加賞の”黄色いTシャツ”を着たランナーを見かけており、この大会は知っていました。
10月のシフトを見たら、夫も休み!ということで
家族3人全員でエントリー。
785段なので、785人までが出場できるみたい(笑)
1週間ほど前というギリギリでのエントリーで、受付ナンバーは600番台。およそ700人が出場したと翌日の新聞に載っていました。
出走順番が決められていました。
男性→シニア→女性→家族みたいな。
ちょっと、男尊女卑じゃないの!!と思ってしまいました。
ま、見るからに気合マンマンなランナーもおられるわけで、
この大会は順位はつかず、「健脚祈願」が主旨でもあるので。
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ということで、
10分遅れでの「家族の部」でスタートしました。
号砲がなると、まあ、子どもたちが早々と前へ。お父さん、お母さんを一斉無視!!笑!!はやぇ!!!
我が娘ひびき(9)も我先にと、視界から消えました。
私は(「お茶!」とひびきにせがまられると踏んでスポドリとお茶&財布も入れなければならないため斜めがけのポーチを持って走り出したのですが、大失敗。ウエストポーチでなかったため、走りにくくて…。ダッシュできなーい!!しかも上りの石段だと余計に…。
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男性陣スタートから10分遅れているので、すでに戻ってくるランナーたち。
はやいなぁ…
んで、やっぱ階段きついよ…
参道は規制もされていないので、一般観光客や参拝の人たちもたくさんいます。ぶつからぬよう避けてタッタカ、タッタカ、なるべく早く!!
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神社到着!!
お参りをして、参加賞をもらう証となるストラップを受け取って復路です!
めっちゃ下りはラク~!!!
軽い~!!
飛ばしまして…
沿道では「あと60段だよ」「がんばれー」など応援してくれる人たちもいて嬉しかったです。
これがね、マラソン大会のいいところよね。
ゴール!!!!!
ひびきは…どこだ?!
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いたー!!!
「めっちゃ速かったね」
「んなことないで。ママも速かったで」
続いて夫がゴール。
家族3人、無事に完走でございました。
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参加賞がけっこう良い♡
参加費2000円だけどTシャツに、周辺の飲食店で使える300円割引券に、灸まん(銘菓子)3つ。
こんぴらさん発祥の「おいりソフト」がタダ~!!
「走る人」は健康だぁ~元気だぁ~
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のあと、無料開放の足湯へ。
「こないだの裸足マラソンの後温泉入れたら最高だったね」と私が吐くと
向かいで浸かっていた4人グループの一人から「先週のトレイルランですか?」と聞かれ「そうですー」と私。
なんと、スタッフをされていた方と仲間たち。
そのお仲間さんたちが猛者でした。
石段マラソンの前に2,3つの山を走って来た男性(ロングレースにけっこう出場しているとか)、高松から琴平まで30k走ってきた女性(トライアスロン専門らしい)、数日かけて数百キロ走る人だというニコニコおじさん…
すごすぎやろー!!
が、みなさん穏やかで健やかなオーラで満ちてました♡
「走る人」って、元気ですよね。
やさしさと謙虚さを、失うなよ!!!
この大会に出ての「気づき」だけ最後に綴っておこうと思います。
ランニングを趣味にできるということは、大会に出られるということは
まず健康であること。
多少なりとも「時間がある」ということ。
(時間がない、を言い訳にしない”自己コントロール”ができる人たちとも言えますね。)
生活リズムが崩れ、家庭事情から(総じて安い→)添加物がいっぱい入った高カロリーの食を食べる家のひとや子どもたちは「太り」がち。
朝ごはんは「時間がないから」と菓子パンだったり。(ご飯を炊いたほうが安いし、卵でもふりかけかけるだけでもいいやんと思いつつも。)
「朝早く起きて走れば最高に気持ちいいよ!」「太らなくなりますよ~!」と言いたいけれど、受けいられるはずもなく。
私は走り始めて、本当に「身体が軽く」なりました。
ポジティブシンキングなんて今更かっこ悪い言葉にも思えますが、
うん、前向き姿勢になれていることも事実でしょう。
心身ともに、身軽であることの心地よさを日々感じてます。
介護という身体を使う仕事をしてますが、なおさらかも。
(腰痛める、もなく続けられております)
マジで「ランニングばんざい!!」ではある。
だけど、みんなみんなそれぞれの事情・背景がある。
みんな違う。
上目線になってはいかんな。
「やさしくなれない自分にならないようにしないと」と。
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ランニングを続けている著者。
「合法脳内ドラッグ」とのタイトルがついた文に次のように書かれています。
…しかしこの「良からぬことを考えず、健康的な発想で生きていくこと」が物書きとして吉と出るかはわからない。古今東西、表現に携わってきた者は、ひと所につくねんと座り込み、多かれ少なかれ鬱々と悩みながら、作品を生み出してきたのだ。ゴッホや太宰やヴァージニア・ウルフが、規則正しく爽やかに早朝ランをしていたら、救われない人々の魂に寄り添う名作はなかったかもしれない。
なるほど、まったく。
自分の心地よさは求めてはいくけれど、それを他人に押しつける傲慢さは絶対にダメだ。
自信過剰になることなく、
謙虚さは忘れぬよう、フルマラソンに向けての練習を、淡々と積むまでだ。
前向きと自省。
だからね、やっぱり…
ランニング、ばんざい。