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「気を付けて」の呪い
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遠出する際など、出掛ける際に
「気を付けて行っておいで。」
と、送り出す・送り出される経験ってありますよね。これ、言い方やスタンスに注意が必要なんです。
例えば、
「事故に気を付けてね。」
という言い方は止めた方が良いんです。言うのなら、
「気を付けてね。」
だけにとどめておくか、
「安全運転に気を付けてね。」
と表現するのが望ましいですね。
【目の前に現れて欲しくない物事】
に注意するよう声掛けする
のではなく、
【目の前に現れて欲しい物事】
に注意するよう声掛けする
こっちが大事なんです。
人間の意識がその人の世界を創ります。
なので、
【目の前に現れると嬉しい物事】
にフォーカスを向け続ける人
が人生に幸福感を感じやすいし、幸運を自分の元に呼び込みやすい体質ということになります。
逆に、
【目の前に現れると嫌な物事】
にフォーカスを向け続ける人
は、愚痴や文句や、ストレスを抱え続けやすい上に、また新たに『嫌だ!』と思える出来事を呼び込みやすい体質になるのです。
私は完全に後者の体質が強くて、前者へと切り替えていっている最中の人間です。が、もともと細かいことに気が付きやすい性質も相まって、ネガティブな方向に意識が向いてしまうところから抜け出すのに時間がかかっているタイプなのだと思います。(他の人が切り替わるまでにどの位時間を要するのか分からないので、私がどの位遅いかは分かりません。遅くないかもしれません。)
私はより、徹底的に【ネガティブな話題】を排除し続けています。ニュース、エンタメ、悪口…あらゆる話題を見聞きしないように、見聞きしてしまったとしても無視するように心掛けています。最近はかなりネガティブな話題に動じなくなりました。
自分の外側に起きたネガティブな話題自体はほぼ無視できる状態にまでなれたのですが、
『いや、何でわざわざ他人を不幸に引きずり込もうとする話題垂れ流すねん、ふざけんな!』
の、ように、話題の提供者に対して凄くモヤモヤしたものを感じてしまうんですよね。
【ネガティブな話題の提供者】たちは、そのほとんどは"善意から"
「○○に気を付けて!」
と、注意喚起しているのでしょう。冒頭に例えた、
「交通事故に気を付けて!」
と、いう表現と同じです。その言葉がまさか
『他人にネガティブな物事を意識させ、引寄せさせる呪いだったんだ!』
なんて、全く思ってない人がほとんどだと思います。
だから余計に厄介なんですよね。
「気を付けて!」
と、言ってる本人は良かれと思って言ってるため、
『言うの、止めなきゃ…。』
『言い方変えなきゃ…。』
とは振り返らないことがほとんどだからです。
こればっかりは、気付いた人から止めていくしか無いのではないかと思います。必ず、「【ネガティブな物事】に気を付けて!」
ではなく、
「【ポジティブな物事】に気を付けて!」
と、目の前に現れると嬉しい物事をキーワードとして口に出すように心掛けることが大切なのです。
エンタメ類のやり口を見ていて思うのですが、恐らく【ネガティブニュース】の方が視聴率・動画再生回数を稼ぎやすいのではないでしょうか。だからネガティブな報道を止めない側面があるのだと思います。広い意味での炎上商法ですね。
報道する方もする方ですし、それを見ている人間にも原因の一端を負ってる側面があるということです。
ある時ふと理解したのですが、どうやら
【ドキドキ】
と
【ワクワク】
の違いが分からない人が大人数いて、だからドキドキする(恐怖心であったり、不安感によって生まれるもの)話題を見聞きした際に、
『ワクワクしてる!』
と勘違いしてアドレナリンが出る人が少なくないみたいなんですよね。
繊細且つ感受性の強い私からすると、【ドキドキ】と【ワクワク】は全然違うものに感じてるんですけど、どうやら世の中にはそれらを混同している人はかなりの数存在しているみたいなんです。だからネガティブな報道なんかを喜んで見たり、【ドッキリ】や【間一髪!】の類いの番組なんかも後を経たないのだと思います。私個人は【ドッキリ】や【間一髪!】系の番組をあまり面白いと思わない人間なんですけど、
『それらの動画を作ったり見ている人たち的には
『ドッキリはみんな好きだよね!』
って思ってそうだなぁ。』
って偏見があります笑好きじゃない人もいますよ。
と、まぁ、結局エンタメなんてそうやって『ワクワクさせよう!』
じゃなくて、
『とりあえずドキドキさせれば良いんだ!』
っていう作品の方が多いから不快感を感じるものが多いことも解りました。「全部がそう」とは言いませんが、割合的に【ドキドキ】と【ワクワク】の違いが分かってない人向けの作品の方が多いのだと思います。
だから、何、って訳でもないんですけど、この話を読んでピンときた人は
『周りがみんな好きだから…』
『話題だから…』
などと周りに流されて見ていたものは、見るのを止めてみても良いかもしれませんよ。その方が"自分の"有意義な時間は確実に増えます。
前に書いた話とリンクするんですけど、
🔻これ🔻
日本は特に
『[間違いを指摘すること]
が偉いこと、賢いこと!』
という刷り込みが強いんです。だからエンタメなんかでも、わざとらしく問題事を取り上げては
「これは由々しき問題だ!」
「これはけしからん!」
って、喚いてるものが多い側面もあるんですよ。
バカの一つ覚えみたいに
「○○について言及します。」
って、バッドニュースの拡散に加担してはご意見番ぶって、知識人ぶってるアレ。
『恥ずかしくないんかな?』
と、思うけど、多分、それを見て
『この人賢い!』
って崇める人も多いからなかなかいなくなりもしないんでしょうね。
これも以前書いた内容ですが、起こる出来事には必ず【良い面】と【悪い面】がセットで誕生するんです。どちらにフォーカスするか、という視点次第でその出来事が【良い出来事】なのか【悪い出来事】なのか決まるだけなんですよ。だからわざわざ
「これは由々しき問題だ!」
って、物事の片面しか見ないことは決して賢いことでもないし、視野が狭いだけなんです。
当人たちが喜んでやってる分にはどうでも良いのですが、そういう話題を見聞きして
『どうしよう…。』
と、不安を煽られてしまう人は減ったら良いなぁ、と、私は祈ってます。知識人ぶりたい人たちのエゴに飲み込まれずに済む人が増えますように、こうして書いておきます。
私のブログと相性が良い人は、繊細な人の方が多いと思うんですけど、繊細だと
『よし!ポジティブなことに目を向けるようにしてみよう!』
と意識し始めたとしても、ネガティブな話に引っ張られやすかったりもするはずです。人によるでしょうけども。
こういうタイプは、ポジティブな物事に目を向けようと意識する前に
『まずは自分の気分を下げるものをできるだけ切り離そう!』
という方向性から取り組む方が効果が高いんですよね。私たち人間は【ヘリウムガスが入った風船】と同じように、勝手に(気分が)上がる存在なので、【上がるのを阻止している何か】を断絶するだけで楽に上昇できるんです。運気は勝手に上がるんです。
だから、無理矢理、どうにかこうにか
『ポジティブに考えるぞ…』
『良い方に意識を向けるぞ…』
って力むのではなくて、
『自分にとって要らない情報は容赦なく切る✂️』
って、アサシンよろしく不快の排除に注力した方がよっぽど目に見えた効果が出やすいんですよ。
ピンときてる人は参考にしてみてください。
他人からの善意を優先するのではなく、自分にとっての善行を選んでいきましょう。
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