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母親になりたくない!という感情


毒親育ちあるあるの1つ。

『母親になりたくない。』

という気持ち。

親から酷いことをされてきたからこそ、
『親は子供に対して傷付けないように気を配らねばならない!』
だとか、
『自分の子供を傷付けるなんて良くないことだ!』
という類いのビリーフが強くなりがちですよね。

そうなると次は
『親から酷い扱いを受けてきた自分、子供に対する酷い扱いをする親しか知らない自分が、親になったとき…自分の親と同じように自分の子供に対して酷いことをしてしまうんじゃないか…?』
っていう恐れから

『自分は親になるべきではない。』
『自分は親になってはいけない。』

という思い込みなんかも持ちやすいですよね。

私はまじで自分の母親みたいになりたくないし、だけどなってしまうんじゃないか…っていう恐れはずっと抱いてました。


最近は、自分を育て直すことに成功しつつあるので、
『私なら、きっと自分の母親のようにはならずに子育てをできるはず!』
と、かなり自分を信じられるようにもなってきていますが、それでも親子関係のトラウマから
『母親という存在になりたくない。』
という意識はまだ結構あったりするんですよね。

以前書いた、
『出産が非常に怖い。』
というイメージなんかも相まって、自分が子供を産むということに全く前向きになれない気持ちも一部あったりするんですよ。


多分、世の中には私と同じように

『愛情を与えて貰えずに育った自分は、親になるべきではない。』

って感じてる人は一定数いると思うんです。

もしかしたら、顕在意識で認識していない人もいるかもしれませんね。

だけど、
『自分は親になりたくない。』
って、正直な気持ちは、一旦自分で受け止めた方が良いので、今日の話を書きます。

特に、子供を望んでいる人にとってはかなり大切です。


『子供が欲しい。』
『子孫を残したい。』
こういう反応って、動物的本能からの反応が大半じゃないですか。

一部ではまだ
『世間体的に…。』
という意識もあるのかもしれませんが、大半は自身の肉体の遺伝子から欲してるものが強いはずです。

一方
『自分は親になるべきではない。』
という思い込みも、自身の肉体側のバグなんですよね。


引き寄せ系の話なんかでもよく
「アクセルとブレーキを同時に踏んでるような状態…。」
っていう表現がありますが、この
『自分は親になるべきではない。』
っていう想念も、強いブレーキの役を果たしてしまうんです。

しかも、人によっては
『自分がブレーキを強く踏んでいる。』
ということに気付けてなかったりもするので、今日のこの話が妙に引っ掛かる人は、一度自分の気持ちをしっかり見直してみても良いと思います。


先ほども書いた通り
『自分も酷い親になってしまうのではないか?』
という、恐れが原因で自覚できなくなってしまっているパターンの方が多いので、結構自分の心の奥深~いところにこのブレーキが隠されてしまってる場合がほとんどです。

だから、無理は禁物なのですが、このわだかまりをほどいておくと、懐妊や、既にいる子供との関係性において、功を奏してくれることもあります。


『自分が親になるべきではない、って感じちゃったんだね。』

たった一言認めてあげるだけで、かなり心がほどける人の方が多いと思います。それでも頑なに
『自分は親になるべきではない、何故なら……。』
って、自分が親になるべきではない理由を捲し立ててしまうタイプもいるかもしれません。

私は完全にそういうタイプでした。

もしかすると、こういうタイプは、自分の心をほどくまでに少し時間が掛かるのかもしれませんが、それでもほどけないことは絶対にありません。


ほどくには、何が何でも、自分だけは自分の本心を認めてあげることが大切です。

『自分が酷い親になるかもしれないって思うんだね。』
『自分が酷い親になるのが怖いよね。』
『自分の子供を傷付けたくないよね。』

絶対に肯定だけを繰り返します。

このとき、
『自分が酷い親になるなんてありえないよ!』
『怖いのは幻想だよ!』
『あなたが傷付けるはずないよ!』
と、一見自分を励ましたり鼓舞するような対話が効果的と見せかけて逆効果になることも多いので注意が必要です。

真の目的はあくまで

[自分の本音、本心に自分だけでも絶対に寄り添う]

という部分なので、無理に励ます言葉掛けよりも、肯定も否定もせずにただただオウム返しする要領で受け止めるだけに留めた方が効果も高く、心のわだかまりをほどくのは速くなります。


不思議と
『自分は親になりたくないんだよね。』
と認めてあげるだけで、親になるべきじゃないという言い訳をピタッと止めてしまう場合も多いんですよね。

この言い訳を止めてくれるだけでもかなり心境が楽になると思うので、ピンときた人は自己対話をしてみてください。

タイトルは私の主観で書いたので【母親】と限定しましたが、男性であっても同じように
『父親になりたくないんだよね。』
って、自分の中で認めてみると、効果は大きいはずです。


私個人は妊娠や出産以前に、パートナーシップや結婚前に色々つまずいた側の人間なのですが、やはり1歳1歳年齢を重ねる毎に
『もしかして、このまま子供を産めなくなる年までいってしまうのでは?』
『私は親にならなくて後悔しないのか?』
なんて、焦りなども抱えていました。

でも、
『親になるべきじゃないって感じてるんだよね。』
と、自分で認めたことによって、心の様々なわだかまりから解放され、巡りめぐって

『どーせなるよーにしかならんからどーでもいー〃⌒∀⌒』

と、執着心から解放されています。

こうして執着心から逃れられたことで、本当に心が軽くなれたので、どなたかの参考になったら良いなって思います。


自分の本音本心を認めたことによって、瞬時に現実が変わるかどうかは人によると思うんですよ。

多分、本音本心に気付いただけですぐ現実が好転する人もいるとも思います。

私みたいに、心が軽くなっただけで現実は変わらないタイプもいるとも思います。

人それぞれどのような変化が訪れるかは異なるとは思うんですよね。

ただし、現実の変化が訪れるタイミングがそれぞれ異なるだけで、いずれ現実は変化するんですよ。人って、心境が変わると、選択する事柄もかなり変わるものですからね。

たまたまこの話を書いてる私は
『結婚だの子供だのよりも先に自分のクリアリングだ!』
って、なっちゃってるので、そういう点においては説得力に欠けるのかもしれませんが、逆説的に
[いずれ現実が変わるって知ってるから、パートナーシップや妊活などを手放していられる]
ということの証明でもあるので、どなたかに響きますように。


少し話の方向性が逸れるのですが、私たちには【実の母親像】と共に【(世間一般の)母親像】みたいなものを無意識に抱えているんですよね。

『【母親】という存在はこうあるべき!』

みたいな。

多くの場合、実の母親が【母親】という立場に対するモデルになっていることと思います。それでも、心のどこかで他の家庭の母親のイメージとも比較検討したいしている意識がうっすらとあったりするでしょう。

の場合、↑こういうそもそもの【母親像】という枠に囚われない存在を目指すタイプなので、そうなるために様々な心の問題の炙り出しを繰り返さなければならず、
『母親になりたくない。』
という意識がまだまだ残っている側面もあるんですよね。

要約すれば、【母親という立場】という概念、枠組みそのものをぶっ壊すために、課題が多いってところなんだと思います。


先に述べた通り、多くの場合は
『自分は親になるべきではないって考えているんだな。』
自覚するだけですんなり様々なことが好転するでしょう。

だから、何も難しく考える必要はありません。ただただ自分の本心に寄り添うだけで良いんです。

一方で、一部私と同じように【母親】や【父親】という枠組みを取っ払った親を目指す魂もいるはずなので、こうして書いてみました。

どんなタイプであれ、自己対話する際のヒントになったら良いかと思います。


余談ですが、世の中には
『心の奥深~く、本音、本心を言えば、親になんてなりたくなかったけど、世間体的に親にならざるを得なかった。だけど、そんなこと口に出して言ってはいけない。』
みたいなビリーフを気付かない部分で抱えたまま親になった人もいるでしょう。

↑こういうタイプの前で
「私は親になりたくない!」
って声高らかに宣言すると、発狂される可能性は高いのでご注意くださいね笑

別に、大声で口にせずに、1人淡々と自分の心の中だけで本心に気付いてあげるだけで大丈夫なので、他人に言わなくて良いですよ笑


特に子供を望んでるはずなのに上手くいかない人のトリガーが外れる手助けになりますように。



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