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アート


5/1から、
・顔用のカミソリ
・身体用のカミソリ
・歯ブラシ
を交換して、今月は何となく思い立ったから布団の向き、位置を若干変えました。

そしたら、妙に熟睡できている感覚があって、運の廻りを感じます♪

小さい変化って、まじでバカにできない!

日本で使われる
「アート」
という言葉には、
・美術
・芸術
といった意味合いが強く、少々格式の高い印象を受ける人が多いのではないでしょうか。

英語で
「art」
というと、もっと意味の幅は広がるのだそうです。

「人が手を加えたもの」
この位広範囲の意味を持ち、一説では
「nature(自然)」
の対義語が
「art」
とされています。

私もネイティブな英語話者ではないので、完全なニュアンスまでは汲み取れませんが、
「人が手を加えたもの」
と、「art」の意味合いのハードルが低いのは、とても良いなぁ、と思うんですよね。

クシャクシャにレシートを丸めただけで
「This is art!」
と言ってしまえば、すっかり私もアーティストなのです。



さすがに丸められたレシートをアートとして発表できるほど私の芸術的感性は尖ってないのですが、何かに少し手を加えただけでそれをアートとする意識はとても大切だと思います。

海外のドキュメンタリーなんかを見ていても
「自分はこんなにも○○ができるからね!」
と、堂々としている人が多いのは、こういう部分に紐付いているのでしょう。

日本人は
「自分の作品なんて、大したことないので…。」
と、謙遜を通り越して悲観的なタイプの方が多い気がしませんか?私自身、何かを作っても自分の作品が凄いと思えないことの方が多いので、気持ちが激しく分かります。



1つの言葉に対するハードルを高く持つのも低く持つのも一長一短です。

ハードルが高い方が何かとクオリティも信頼も期待しやすいですからね。一部ではこういう感覚によって、安全性を確保できたり、社会生活で欠かせない要素となっているのは間違いありません。

一方、趣味や遊びにおいては、言葉に対するハードルを下げていた方が、何かと楽しみやすいのではないでしょうか。artが最たる例で、
「自分は時にアートを嗜んでいます!」
など堂々と宣言し続けることで、趣味への自信も付きやすいし継続にも繋がりやすいのではないかと思います。

我々にはその位、自分に寛容になる場面を増やす工夫をした方が良いのだと、私は感じています。



先程も書いた通り、私個人は【仕事】【公的な場面】など、シチュエーションによっては自制心を持って立ち回ることは必要だと考えているタイプなので、そういう場面での言葉のハードルを高めておくことは止めない方が良いとも考えています。

一方、完全なプライベートの時間においては、様々な言葉に対するハードルは下げた方が心の安定にも繋げやすいので、非常に良いのではないかと思うのです。

炊事、家事、掃除…生活に関するあらゆるものごとを
「自分はやってるからね~。」
と、合格点を下げておくことで、上達も継続もしやすいからです。

前に全く違う角度から書いた話のように、例えば母親や妻という立場の人がパートナーの男性に対して
「お皿洗って。」
と頼み、水を流しっぱなしにしながら、上手く洗えていない状況を目にして
「もっとちゃんと洗ってよ!」
などと咎めるのは現代でもまだ家庭あるあるではないでしょうか。

こういうときに、
「水は流しっぱなしにしない!洗剤を泡立ててから洗う!」
などなど、出来ていない点を指摘する方法で指導するよりも、
「お皿洗ってくれてありがとう!」
と、まず洗ってくれた事実はしっかり認め、その上で
「次は水を節約できるように洗ってみてくれたらもっと助かるなぁ?」
などと加点ポイントを提示するような指導の方が次回以降も継続して洗ってくれやすかったりするものです。

「お皿を洗う」
という言葉へのハードルは下げておいた方が、
『お皿を洗うという行為はしんどい行為なんだ。』
と、いう印象が無くなるので、日々の生活へのストレスが減るんですよね。

『お皿なんて、洗うだけじゃ~ん。』
と思っている人間と
『お皿洗いは非常に困難なものだ。』
と思い込んでいる人間の、皿洗いへの心理的負荷は遥かに異なり、同じ作業量であっても前者のメンタルになるだけであっという間に作業を終えられるようになります。

ストレスが多い人間は大抵、様々な言葉へのハードルを無駄に高く設定して、億劫になっているからなのだと、気付いた方が良いですね。日々の行動に対する意識を見直してみるのは良い取り組みなのではないしょうか。



私は、何か物を作ることがとても好きです。

今年に入ってから、元々好きだった編み物を更に好きになる経験をしたことで、過去の作品を綺麗に編み直すなど、最近は編み物に費やす時間が多いのですが、編み物に拘らず様々な物を作ることが好きなのです。

そんな私は、もっと沢山の人に

「artを楽しんでみませんか!」

という部分を広く伝えたくなったんですよね。

ちょっと折ったり切ったり、"自分が手を加えただけで"それはもうアートなのだと、認識を改められる人が増えれば、楽しさもハッピーも爆増するはずなので。

別に、【趣味】というものは、何かを作ることだけではないのですが、少し前にパッケージクラフトをやってみて、
『右脳を動かすって良いな!』
と感じた経験があったので、何か作る活動をおすすめしたくなっているのです。ものづくりは、精神にとても良い刺激を与えてくれると私は感じます。



皆さんも、artを楽しんでみませんか?

何かに手を加えてみませんか?

ほんの1ヵ所、ほんの一手間加えるだけで、それはもう立派な作品なのです。

心を遊ばせましょう!


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