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【読書リハビリ12月②】本が読めない24歳の読書記録”さんかく”


ハラハラドキドキさせられることなく、最後まですらすらと読めた「さんかく」。
まるでエッセイのような物語でした。
3人とも人間関係でいらいらした感情を目の前にいる人にぶつけてしまう感じ、人間すぎる。

ほかほかご飯、水餃子、時々出てくる〆のラーメン…
当たり前に影響され、毎朝塩おにぎりを食べました。
帰省するときには、お母さんに手巻き寿司をリクエストするつもりです。

出てくるご飯、京都の空気に一つ一つに音がついていて季節の美味しいものを心ゆくまで食べたくなった本。
私が1番好きなのは、華がぶどうパンを食べているところ。
出来立てで袋が曇ってる感じとか、ふかふかな生地に染み付いてるレーズンとか、たまらなく美味しそう
食べたこともないのに(レーズン苦手)、華が食べているぶどうパンがどんな味か想像できました。
そして公園でひとり「もっもっ」と食べている華の気持ちを思うと、胸がきゅううと締め付けられます。
リビングで読んでいたのですが、隣にいたばあちゃんにバレないように泣きました😭

物語は手作りご飯だけでなく、お店で食べていた鰯のうま煮とか釜飯とか、ベトナム料理までも出てきました。
華の友だちともちゃんが外食をしたあと、手作りご飯=正義は呪縛と言っていたのが印象的。

読み終えて思ったけど、男女=恋愛も呪縛なのか、、、?
男女ペアをすべて恋愛関係だと決めつけるのは安易だと思えた反面、正直私はまだその安易なぬるま湯に浸かっていたいと思いました。
1人が楽なのは百も承知だけど、もう少し恋愛でもがきたい。

よし、来年はとうもろこしごはんを炊いてみよう。
そして日本酒もトライしてみたい、呑まず食わず嫌いもったいない。






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