+1 マイクロノベル鱗「命を助けられた話」
マイクロノベルNo.1755
「命を助けられた話」
沢で足を滑らせてくじいてしまった。骨は折れていないけれど立てそうにない。冷たい水に体温を奪われて、痛みを感じなくなってきた。「痛むか?」幻聴まで。「助けを呼んでやる」ぼくは巨大な鯉の腹の中から見つかった。その鯉は、みんなで大切に食べた。
※このマイクロノベルの前の物語はこちら。
沢で足を滑らせてくじいてしまった。骨は折れていないけれど立てそうにない。冷たい水に体温を奪われて、痛みを感じなくなってきた。「痛むか?」幻聴まで。「助けを呼んでやる」ぼくは巨大な鯉の腹の中から見つかった。その鯉は、みんなで大切に食べた。
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