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種苗法について〜メルカリで購入する時の注意〜

前回の記事を書いてから、なんかジワジワ罪悪感が…

と、言うのはメルカリで植物を購入することについて、少し軽率な書き方をしてしまったな、と。

現在、メルカリでは種苗法違反の無法地帯となっている。

火沢も一応、雑誌「趣味の園芸」で、「買った植物を増やして他人に譲渡、販売してはならない」、というのを知ってはいた。

そうと知りつつメルカリで植物を購入してしまっていたのは完全に軽率というか責められて叱るべきなのだが…

スマホで種苗法について調べたり、その手のことに詳しいユーチューバーの方にコメントという形で質問させて頂いた結果…

今回のビカクシダとアガベは「合法」の可能性が高い、と言うことが分かった。

勿論、違法の可能性があることを曖昧な判断でしてしまったことは、もう反省するしかないし、弁解の余地もない。

ただ…

一応、なぜ、ビカクシダやアガベが合法の可能性が高いと言えるのか、記事を書いた責任もあるので調べた範囲で説明しなければならないと思った。

結論から言うと「品種登録」しているかどうかで違法か合法か分かれるらしい。

この場合の品種登録というのは例えば野菜、果物で言うと「とちおとめ」とか「シャインマスカット」とかである。

生産者が年月をかけて品種交配したり選抜したりして固定させたもの。

メルカリで問題になっているのは、これらを挿し木(枝を切って土に刺して発根させる)して公然と売られている実情である。

以前、記事で公開した「木村卓功さんのバラ」も挿し木して売られていて、木村さんも多忙から訴訟出来ないとユーチューブで語っていた。

だから、自己弁護をするわけじゃないけど火沢は挿し木には手を出していない。

ビカクシダ、アガベは珍奇植物のムックで、愛好家が増やして「ヤフオク」に出品していると記載されていて…

今ではこれが当たり前なのかと何となくグレーな気もしたが大手出版社だし大丈夫だろうと安易な気持ちで手を出してしまった。

しかし調べた結果、ビカクシダ、アガベ(多肉植物全般)は品種登録されていない物がほとんどなので合法だろう、ということでした。

勿論、購入する前に徹底して調べるべきだったのは火沢の判断の甘さでした。

今回、本当に申し訳なかったのは、こうした実情があるのにメルカリで購入するのを安易に勧めてしまうような内容だったのではないか、と。

と、いうことで本当にすみませんでした(苦笑)。

一応、今回、合法の可能性があると微妙な表現になってしまったのは理由があって…

品種登録されているか否かは農林水産省の品種検索で調べられるのだが、これがなかなか難しくて…

登録した時の名前が学名なのか、ひらがななのか、カタカナなのか英語なのか…

どうしてもモレというか完璧な検索は素人には難しい場合があって…

相談したユーチューバーの方にも調べて頂いて、やはりビカクシダ、アガベ(アガベは一部品種登録されている)は大丈夫だろう、と。

例えば多肉植物なのだが品種登録されているものは「食用」に品種改良されているような特殊なもので、一般的な園芸品種ではないみたい。

難しいのは「合法」でも倫理的にどうか、とか。

素人が増やして売ったら販売業者だって損害はあるだろうし…

いろんなご意見、ご批判もあると思う。

なかなか、調べ終わってもスッキリはしなくてね…(苦笑)。

火沢も軽率な判断だった、ということは反省するけれど、じゃあ、今後メルカリで植物は一切買わないのか…

と、言われたら…

しばらくはスペース的な問題もあるので増やすつもりはないのだけれど…

一生園芸やりたいと言ったからにはね…

やはり正々堂々、高価でも専門店で買うべきか…

う〜ん…

勿論、一遍的な花卉類(ホームセンター、花屋で売られている)の多くは品種登録されているんでメルカリで買うのは絶対NGです。

(しかし増やさず、購入時の状態で転売するのは可らしい、ややこし〜)

種苗法も年々厳しくなっているので、メルカリで植物を購入検討している人は今一度、調べ直した方がいいかもしれません。

とにかく、前回楽しく記事を書いていたんですが…

やっぱり、俺がしっかりしないと読んで下さった方に、ご迷惑をおかけするな、と…

植物自体に罪はないんで、ビカクシダ、アガベの素晴らしさを、俺の事は無視して愛でてやって下さい(苦笑)。
















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