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名古屋を舞台に繰り広げられた「七大戦」閉幕。ホスト校を務めた名大の順位は――

旧帝大の7大学が参加する「第63回全国七大学総合体育大会(通称、七大戦)」が閉幕しました。主管を7つの大学が持ち回りで担当しており、今年は名大の体育会が中心となって運営。昨年末に開催された冬季競技を皮切りに、約9ヶ月間にわたり熱い戦いが繰り広げられました。

今年の名大は上位との差を詰め健闘

9月21日(土)に名大で開かれた閉会式。各大学の体育会幹部や大会スポンサーらが参集した会場で、大会を振り返るダイジェストムービーが流れる中、総合順位が発表されました。優勝したのは、全44種目の競技のうち11種目を制した北海道大学。名大は3種目で優勝を勝ち取りましたが、善戦及ばず7位となりました。
最下位に終わった名大ですが、明るい話題も随所に輝きます。3種目での優勝はもちろんですが、今大会6位の大阪大学との総合得点の差はわずか12点。前回大会(も)名大は最下位でしたが、6位との差は45点の大差……。今大会では上位との差を一気に縮めました。
また、種目ごとのMVPを獲得した名大選手は5人に上り、主管校としての面目躍如を果たした格好です。
硬式テニス競技のMVPに輝いた名大の近土倫太朗さん(工学部4年)は、閉会式で各MVPの代表として壇上に上がり、記念トロフィーを受け取りました。近土さんは、「厳しい試合もありましたが、自分の勝利で優勝を決めることができ、MVPを獲得できました」と受賞を喜びつつも「総合優勝したかった」と、悔しさをにじませました。
大会実行委員長を務めた江﨑颯馬さん(工学部4年)は「主管校ながら最下位となってしまいましたが、運営側としては全44種目を無事に開催でき、ホッとしています」と、胸をなでおろします。

MVPに輝いた硬式テニス部主将の近土さん

名大で優勝したのは、硬式テニス男子、硬式野球、陸上ホッケーの3種目。硬式テニス男子は全国大会出場経験のある選手を擁し、着実に力をつけて2年ぶりの栄冠に輝きました。硬式野球部はここ数年思うような結果は残せていませんでしたが、今年は投打がかみ合い七大戦を制覇。そして、陸上ホッケーは、なんと3連覇という快挙を達成。自慢の守備力で全試合無失点を記録し、昨年に引き続き全勝優勝で大会を終えました。

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旧帝大卒アイドルや男子チアが盛り上げた開会式

今大会の“目玉”となったのは、夏季競技が本格化する7月上旬、豊田講堂にて開催された開会式。七大学の学長や体育会の学生が集結し、ゲストとしてメンバー全員が七大卒のアイドルグループ「学歴の暴力」と、愛知県内唯一の男子チアチーム「SPIDERS」が登場。学歴の暴力は七大戦をテーマに作成したオリジナル曲「青を燃やす」を披露し、SPIDERSはステージの天井に届きそうなほどの高いハイリフトを見せるなど、会場は大いに盛り上がりました。

学歴の暴力とSPIDERSがコラボステージを披露
実行委員長の江﨑さんをはじめ、体育会のメンバーが七年に一度の大役を果たしました

名大応援団、復活の第一歩となった合同演舞会

8月には七大学の応援団が一堂に会して合同演舞演奏会を開催。各校はそれぞれの伝統を引き継いだ応援歌と演舞を披露し、七大戦の成功や母校の優勝を願いエールを送りました。
名大はこの10数年、応援団員が不在で長らく休部状態でしたが、名大が主管となる今年、応援団OB会「団士会」が“ラストチャンス”との覚悟で団員の勧誘を本格化。3名が入団しました。
演舞会ではついに、名大の団員が舞台に登壇。北大、東北大、東大、京大、阪大、九大の団長らと肩を組み、学生歌を斉唱し、名大応援団復活の“第一声”を上げました。

七大学の応援団がそろった合同演舞会。中央の学生服姿が名大の新団員!

七大戦の認知度向上を目指し、動画配信に挑戦

今年は“多くの方に七大戦を知ってもらいたい”という想いから、実行委員会は動画配信(※)に力を入れました。競技ごとのハイライト動画の編集を学生自らが行うなど、新たな試みに挑戦。現在も編集作業が進行中で、30種目の公開を目指しています。
北海道大学が主管を務める次回大会では、名大チームのさらなる活躍が見られることを期待しています! 運営に携わった名大体育会の七大戦実行委員会の皆さん、参加した各部の皆さん、お疲れさまでした!

※「UNIVAS Plus」のアプリから各競技のハイライトやアーカイブ映像をご覧いただけます

七大戦 総合順位

七大戦 各競技結果

七大戦 種目別MVP(名大のみ)

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七大戦 ホームページ
http://www.7univ-nanadaisen.jp/

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