【1/24 #日めくりクラシック音楽 】今日はベッリーニ:オペラ《清教徒》初演日(1835年)
こんにちは、名古屋クラシック音楽堂(@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 でご紹介するのは、1835年1月24日に初演日を迎えたイタリアの作曲家ヴィンチェンツォ・ベッリーニが作曲したオペラ《清教徒》をご紹介します。
ヴィンチェンツォ・ベッリーニとは?
ヴィンチェンツォ・ベッリーニ(1801-1835)は、作曲家を祖父に、オルガン奏者を父にシチリアのカターニアに生まれ、幼年期から楽才をあらわす。
1819年−1825年ナポリの王立音楽学校に学び、ドニゼッティを知る。卒業制作の最初のオペラで早くも注目を集め、翌1826年にナポリで初演された第2作《ビアンカとジェルナンド》で大成功をおさめた。
以後すぐれた台本作者ロマーニの協力を得て成功を重ね、ドニゼッティとともにロッシーニ後のイタリア・オペラ界を担った。
肝炎をわずらい33歳で死去。
代表作にミラノで初演された《夢遊病の女》と《ノルマ》(ともに1831年)、パリ初演が熱狂的に迎えられた遺作《清教徒》(1835年)があり、ほかに宗教曲や歌曲、《オーボエ協奏曲》(1823年)などの器楽曲を残した。
その気品に満ちた音楽は、ヴェルディやワーグナー、またロシアのグリンカらのオペラ作曲家のほか、パリで親交を結んだショパンにも影響を与えている。
ベッリーニ:オペラ《清教徒》
1833年3月にヴェネツィアのフェニーチェ劇場で初演されたオペラ『テンダのベアトリーチェ』が不評に終わり、失望したベッリーニは同年の秋に、念願だったパリへ移住する。そこで巻き返しを期して作曲されたのが『清教徒』であった。
初演は大成功を収め、作曲者ベッリーニにレジオンドヌール勲章をもたらし、彼の国際的な名声は一段と高まった。
しかしながら、異国の地で病が再発しパリ近郊のプトーで闘病生活を強いられたそのあげく、初演のわずか8ヵ月後にベッリーニは33歳の若さで死去。結局『清教徒』が彼の遺した最後のオペラとなった。
ベッリーニ:オペラ《清教徒》あらすじ
時と場所:17世紀の清教徒革命のさなかにあるイングランド
第1幕
議会派のリッカルドは、議会派の司令官の娘・エルヴィラとの結婚をエルヴィラの父と約束して、国王派との戦いに向かう。しかし、戦いが終わりリッカルドが帰国すると、エルヴィラは伯父・ジョルジオのはからいにより、愛する国王派の騎士アルトゥーロとの結婚式を目前に控えていた。
リッカルドは婚約者を奪ったアルトゥーロに対する憎悪を募らせる。そんなとき、国王・チャールズ1世の后が議会に招集される。
后の身の危険を感じたアルトゥーロは、エルヴィラとの結婚式を目前に控えたまま、后の命を守るために后を連れて一緒に逃亡する。結婚式直前に愛するアルトゥーロが別の女性を連れて逃げたと聞いたエルヴィラは発狂してしまう。
第2幕
アルトゥーロがいなくなったエルヴィラは廃人のように発狂したまま(ここで「狂乱の場」と呼ばれる本オペラのハイライトとなるソプラノの見せ場がある)。
ジョルジオとリッカルドはそんなエルヴィラを痛ましく思うが、アルトゥーロを憎むリッカルドは、真実を知ったまま沈黙を続ける。議会派はアルトゥーロに死刑を宣告する。
第3幕
アルトゥーロは后を逃がした後、3ヶ月ぶりにエルヴィラのもとに戻るが、待ち構えていた議会派に捕らえられる。
皆が祈る中、新たな報が使者によりもたらされ、ジョルジオは嬉々として王朝の崩壊とともに罪人放免が行われ、アルトゥーロが許されたと告げる。幕。
それでは、今日はこの辺で🎶
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