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【無料公開】これから必要なのは、クリエイターとNPOとベンチャーの融合。
こんにちは。小幡和輝です(@nagomiobata)
現在24歳でして、高校3年生のときに自分の会社を作りました。
僕は社会にもっと起業家が増えた方がいいと思っています。
ここでいう起業家というのはどちらかというと起業家精神で、フリーランスでもいいし、会社員や公務員でもいいと思っています。
なにか強い想いを持って、それをカタチにする人。
社会に新しいものを生み出すのが起業家です。
でも、起業ってお金や規模の世界で注目されがちじゃないですか。
ほら、ベンチャー界隈の投稿をみていると
・億円調達しました!とか。
・万ユーザー突破!とか。
(それが悪いわけではない。ここ大事。)
でも、起業ってそれだけじゃないですよね。
売上や利益だけで評価された時代は終わりました。
ですが、もちろんお金も大事です。
タイトルにも書きましたが、これからはクリエイターとNPOとベンチャーの融合が必要であると考えています。
まず自分の話をしますね。
僕は個人の仕事と、NPOと大きな資金調達をするベンチャーと3つの軸で動いています。
個人としては講演やワークショップだったり、コラムを書いたり、コンサルティングだったりまぁいろいろです。
例えばForbes JAPANさんでコラムを書いています。
このnoteやブログにもよく記事を書いており、収入も入っています。
あとはイベントのプロデュースもやっていて、和歌山県の高野山で地方創生会議というサミットを主催しています。
トークセッションは毎回とても豪華で、素晴らしい方々にご参加いただいてます。
井上 高志 株式会社LIFULL 代表取締役社長
上田 祐司 株式会社ガイアックス 代表執行役社長
崎田 恭平 宮崎県日南市 市長
東 修平 大阪府四條畷市 市長
徳谷 柿次郎 ジモコロ 編集長
デービッド・アトキンソン 小西美術工藝社社長
龍崎 翔子 ホテルプロデューサー/L&G GLOBAL BUISNESS, Inc.代表
脇 雅昭 よんなな会 発起人
内藤 剛 Yahoo! 地方創生統括マネージャー
鶴岡 裕太 BASE株式会社 代表取締役CEO
平 将明 衆議院議員/元内閣府副大臣(地方創生・クールジャパン)
家入 一真 株式会社CAMPFIRE 代表取締役社長
イケダハヤト プロブロガー など 他多数
他、起業家・自治体職員・政治家・クリエイター・学生 など
47都道府県すべてから計500名程度参加(これまでに2回開催)
地方創生会議は非営利活動ですが、これがきっかけになっていろんな地域のプレイヤーと繋がっていき、そこから新しいものを生み出しています。
他の言葉でいうとR&D(新規事業開発)とか、大学や研究所みたいなものが置き換えれるかもしれません。
例えばヘリコプターを活用した観光インフラを作り、海外のVIP向けの事業を準備したりとか。
関連記事→ 関西空港を起点としたヘリの観光インフラを作ります。
まだ詳細は書けないですが、こんなのも準備してます。
あとはいろんな経験を共有したり、僕が受けきれない案件を投げたり、人材募集としての場所としてオンラインサロン「ローカルクリエイターラボ」を運営しています。
ちなみに新規事業を作るためにはお金が必要ですよね。
これ絶対面白いけどお金がなぁ。。。というものを無くすため、ファイナンスの仕組みも自分たちで作ろうとしています。
具体的には1億円規模の地方創生ファンドの運営と、クラウドファンディングの運営にも関わっています。
関連記事→1億円の地方創生ファンド設立のお知らせ。
関連記事→【国内手数料最安値の10%へ】総合型クラウドファンディングサービス「宙とぶペンギン」購買型・寄付型の手数料を引き下げ。外部パートナーとの連携を開始。
さっきのヘリやメディアECもですが、このあたりはベンチャーっぽさがあって、大きなお金を動かして仕事をしています。
地域活性化っていうとなんかボランティアの感じがしますよね。
どこも疲弊しているイメージ。地域のお祭りとかはかなり大変だったりします。補助金がないとやってけない。みたいな話もチラホラ。
僕はちゃんと事業にしていきたいです。
ちゃんとお金と向きあうことは大事。
資本主義ですから。
売上や利益を出すことが1番の目的ではないけど、資本主義的な考えも大切です。
その一方でNPOの活動もしています。
僕はもともと不登校でした。
僕の詳しい話は割愛します。
気になる方はぜひBuzzfeedさんの記事や僕の本を読んでください。
いま#不登校は不幸じゃない という取り組みをやってます。
もともと不登校の経験がある人といま悩んでいる人が話せる場所を全国100ヶ所で作りました。
なお、僕は発起人として呼びかけを行っただけで、全国で主催チームが立ち上がり一大ムーブメントになりました。感謝です。
また #不登校は不幸じゃない というハッシュタグを作り、メッセージを呼びかけました。多くの著名人のご賛同もあり、現在2万件以上の投稿が集まっています。
立ち上げたばかりの活動ですが、大きな動きになれたのはやはりクリエイティブへのこだわりだと思っています。
企画全体のコンセプトはNEWPEACEの高木新平さんにアドバイスをいただき、#不登校は不幸じゃない というハッシュタグは、コピーライターの長谷川哲士さんにご協力いただきました。
本当にありがとうございます。。
こんな感じでWEB用のグラフィックデザインもこだわってます。
また、全国の主催チームは初めてイベントを企画する人がほとんどでした。
ということでチラシのテンプレートを作り、プレスリリースのテンプレートも作りました。
またエクセルシートで全体の進捗を管理したり、facebookグループを運用したり。
この辺りは僕のスタッフチームがめちゃくちゃ優秀で、いい感じにまとめあげてくれました。
また自主的に運営協力いただいた主催チームの方もたくさんいて、本当に感謝しかありません。。
このnoteのカバー写真も目黒水海さんの制作です!
うちのチームは全国に散らばっています。
当然オフィスもないですし、100%リモートワーク、基本はチャットで仕事をしています。そして、全員パワレルワークです。
固定給をお支払いしているのが3名で、あとは単発でお仕事をする方がもう少しいますね。
変わった組織だと思いますが、これは僕が目指している世界観で、100人の社員を雇うよりも、周りに100人の起業家を生み出して、みんなで仕事を回しあっていくコミュニティ経済圏を作りたいと考えています。
ぜひ一緒に仕事をしましょう。出資とかどんどんやっていきたいです。
・・・自分の話が長くなっちゃいました(笑)
僕の働き方はこんな感じです。そろそろタイトルに戻ります。
これから必要なのは、クリエイターとNPOとベンチャーの融合。
クリエイターにも資本主義のマーケット感覚が必要です。
NPOも寄付を集めるためのマーケティングやブランディングも必要ですし、事業を作って収入を得ることも大切です。
じゃあ稼げばそれでいいのか。
違いますよね。
美しく稼ぐ。カッコよく稼ぐ。
これまでは稼いだお金を寄付に回すCSRが一般的でしたが、これからは違います。
NPOのように社会の課題を解決し、クリエイターのようにファンを増やさなければなりません。
商品もそうですよね。
機能自体にはもうほとんど差がない。
この会社が好きとか、この人が好きとか、商品や企業にもファンをつける。
事業を通じて、社会の課題を解決する。
他の企業では代用できないオンリーワンの魅力を作る。
そんな美しくて、カッコイイところに人は集まってくると思います。
これまでは分断されていたものが、少しずつ混じり合ってグラデーションが滑らかになっていく。
ワクワクしますね。
ちょっとお知らせ。
今回書いたことはもともと思っていたものですが、ここまでうまく言語化はできませんでした。
言語化できるようになったキッカケはこのプログラムに参加したからです。
起業の支援プログラムはいっぱいあるけど、上場目指すベンチャーとNPOとクリエイターが一緒に学ぶのはここぐらいじゃないかな。
最近話題のヒマな時間ですぐ働けるタイミーの小川くん
お笑い芸人とNHKディレクターと経営者の3足のわらじで頑張るたかまつななちゃん
約1億円の資金調達をしながらも、上場は目指さないホトカミのりょうくん
Forbes Japan UNDER 30にも選ばれた難民支援を行うNPO法人WELgeeのジェスちゃん
書くとキリがないのでこの辺りにしておきますが、他にも本当にたくさんの面白いメンバーがいます。
多様性最高です。
それぞれ向き不向きがあって、それぞれのいいところを組み合わせた新しい起業家がどんどん生まれたらいいなぁと思ってます。
僕はいろんなタイプのいいところを組み合わせていきます。
大学生限定ですが、めちゃくちゃオススメのプログラムです。ぜひ。
小幡和輝 Kazuki Obata (@nagomiobata)
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NagomiShareFund & 地方創生会議 Founder/内閣府地域活性化伝道師
1994年、和歌山県生まれ。約10年間の不登校を経験。当時は1日のほとんどをゲームに費やし、トータルのプレイ時間は30000時間を超える。その後、定時制高校に入学。地域のために活動する同世代、社会人に影響を受け、高校3年で起業。様々なプロジェクトを立ち上げる。
2017年、47都道府県すべてから参加者を集めて、世界遺産の高野山で開催した「地方創生会議」がTwitterのトレンド1位を獲得。その後、クラウドファンディングと連携した1億円規模の地方創生ファンド「NagomiShareFund」を設立し、地方創生の新しい仕組みを構築中。
2018年、不登校を肯定するムーブメント「#不登校は不幸じゃない」を立ち上げ、8月19日に全国100ヶ所でイベントを同日開催。SNSで#の関連投稿は2万件を超え、多くのメディアにも取り上げられた。GlobalShapers(ダボス会議が認定する世界の若手リーダー)に選出
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