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log&sauna 和 - nagomi, wakayama - をつくった3つの理由

はじめに

こんにちは、灯屋共同代表の麳(こむぎ)です。
このたび、地元での観光関連事業をメインで起業することを決意しました。今後、観光領域に限らず事業展開を検討しておりますが、この記事では私たち(共同代表麳・大江の2名)の最初の挑戦である観光関連事業を始めたきっかけ、背景をご紹介します。

ご挨拶:代表自己紹介

共同代表 麳 聖貴

麳 聖貴(こむぎ きよたか)

和歌山県和歌山市出身 和歌山県立桐蔭高校・神戸大学経営学部卒 一児の父

■職歴
・2017.4リクルートキャリア新卒入社
・2017.4~2018.12:人事部新卒採用担当
・2019.1~2021.12:リクナビ首都圏顧客大手領域の営業担当
・2022.1~2023.3:リクナビ関西顧客大手領域の営業マネージャー
・2023.4~:HR SaaSプロダクトマネジメント室PMM

■想い
・「人がイキイキと生きるきっかけを創る」仕事がしたいと考え、リクルートに入社
・人事や新卒採用領域の営業として関わってきた働くを支援する領域だけでなく、余暇の時間を通じて「明日からも頑張ろう」と思える場所を自分の手でデザインしたいと考え、起業を選択

■原体験
・0歳のときに両親が離婚し、シングルマザーの家庭で育つことを通して、「家族」だけでない人との関わり・組織で生きることの意味や環境の重要性を強く感じるようになった
・近しい関係にある人の精神的な病気や死を経験していく中で、「幸福に生きる」「豊かに生きる」ことへの興味関心が強くなった

共同代表 大江 一生

大江 一生(おおえ いっせい)

和歌山県和歌山市出身 和歌山県立桐蔭高校・岡山大学農学部卒 一児の父

■職歴
・2018.4リクルート住まいカンパニー新卒入社
・2018.4~2020.3:関西不動産売買仲介の営業担当
・2020.4~2022.3:首都圏不動産売買仲介の営業担当
・2022.4~2023.3:関西賃貸仲介会社の営業担当
・2023.4~:関西賃貸仲介会社の営業マネージャー

■想い
・「自分で自分の人生を切り拓く」ことをテーマにし、リクルートに入社
・不動産会社様の経営に伴走する経験をきっかけに、伴走者という立場でなく、事業主体者の立場で自分たちのサービスを提供したいと考え、起業を選択

■原体験
・学生時代の野球部活経験を通して、何かに熱中し、言葉にできない感動を体験・共有することの幸せを強く感じてきた
・感動の体験総量をとにかく増やすことが生きがいで、人生を通して取り組みたいテーマとなった

私たちは高校の硬式野球部で先輩後輩として出会い、その後就職した会社も同じ。10年を超える付き合いの、いわば腐れ縁です。二人とも就職後に上京していますが、「いつか地元に帰って何かしたい」という想いを共有し合っていました。


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会社について

法人名の由来

社名の「灯屋(ともしや)」は、を事業を通して「人の心の火を灯したい」という想いを込めて名付けております。
ビジョン「活力で溢れた社会を創ること」、ミッション「世の中の体温を上げること」を掲げています。

自分たちの心の火を灯すためのチャレンジ

私たちは、和歌山という田舎から出て、夢を持って上京し、仕事をしてきました。就職してからの仕事は目まぐるしく、成長実感がありとても楽しかったのですが、自分たちが本当にやりたかったことに100%の純度で向き合う、ということはできてなかったように思います。

人生100年時代。日々最先端のテクノロジーが新たに誕生し、働き方の選択肢も増えています。世間では「市場価値を上げよう」「リスキリングしよう」など、成長にまつわるさまざまな言説を耳にします。
そんな中、無意識に心の声を押し殺して「世間的に正解なキャリア・生き方」を探し求めるようになっていたかもしれない自分がいることに気づきました。「どこに転職すれば勝ち組なのだろう?」「とりあえず今の企業に勤めていれば安泰だろう」など考えながら目の前の業務に追われる日々を過ごしていたのです。何のために仕事を頑張っているのか、自分は何のために存在しているのかがわからなくなる瞬間もありました。

自分たちの「心の火」を灯すためのチャレンジをしてみたい。
そう志し、サラリーマン業だけでなく、起業を選択しました。

誰かの心の火を灯すための事業

「私たちが関わる人の心の火が灯る時間」を創る事業を行っていきます。抽象度の高い表現ですが、人が過ごす時間、人の重要な意思決定に関わることで、間接的にその人の人生をより豊かにしていきたいと考えています。

「人が望む未来へ進むときに頼りとなる灯火のような存在でありたい」という願いを社名に込めていますが、これは社会に対して提供したい価値であり、同時に私たちが社会に対して約束することでもあります。

起業したきっかけ・背景

①このまま死んだら、自分たちが後悔する

私たちは、「いつかは自分たちで事業をやりたい」という想いを共有してはいましたが、日々の仕事の忙しさや順調に進むキャリアに自己満足して、なかなか実行できずにいました。
しかし、新型コロナウイルスをきっかけに社会の在り方が大きく変わり、今まで普通と思っていたことが普通ではなくなりました。次第に「このまま普通にサラリーマンとして過ごしていく人生で満足できるか?」という問いを自分たちに対して持つように。

「今」という時間をより大切にしたい。「挑戦したい」という気持ちに目を背けて先延ばしにせず、泥臭くてもいいからやりたいことに向き合いたい。そう考え、一歩を踏み出す決意をしました。

構想からはや3年が経ちましたが、ようやく自分たちがやりたい事業ドメインと一歩目の踏み出し方が決まったので、「明日死んでも後悔しない未来」へ自分たちがまずは動いていこうと起業を決意しました。

②上京して気づいた「人間らしい生活」の大切さ

私たちが生まれ育った和歌山は山・海などの自然が豊かな土地です。控えめに言っても都会ではないですし、東京や大阪にあるものがないのが当たり前です。

流行には疎いし、街も洗練されていません。方言もコテコテで何を喋っているかわからない言葉もあり、こんな田舎が昔は嫌いで就職時は東京配属を心から願っていました。

ただ、数年間東京で住んで過ごしてみて、「なんでもあるのに心は満たされない」という感覚を持ちました。望めば誰にでも会えて、物質的に満たされている東京には余白がなかったんだと思います。

一方で、地元和歌山は空間的、そして時間的な余白がたくさんありました。
高いビルがないので空が広い。街灯がないので星が見える。その星を見ながらゆっくりできる縁側やベランダはとても広い。おっちゃんやおばちゃんがいつも笑顔で話しかけてくれる。

少しの間地元に帰省するだけで、「東京にあるものがないということの贅沢さ」に気付きました。
もちろん、東京でしか得られない体験、刺激はたくさん存在します。ただそれらを得るために、時間的余裕を犠牲にしていた気がします。毎日仕事に追われ、乗り換えアプリを駆使してなるべく効率よくスピーディーに移動。食事もなるべく早く済ませられるものを優先していました。毎日が高層ビルとマンションの往復で、コンクリートジャングルに囲まれて、空間的な余裕もありません。

もっと余裕があれば、町の風景や季節ごとの景色の移ろい、人の表情、食事の喜びなど日々の小さな出来事一つ一つに意識を向け、感じることができる。感じることが、人の想像力や人生の豊かさの起点となる。

人間らしい空間、人間らしい生活への回帰が、物質的に満たされた現代人にとって重要なのではないか、と身をもって感じ、地元和歌山で「余白のある空間」を作りたいと考え、第一歩目としての観光拠点を紀の川市上鞆渕(かみともぶち)というエリアに創ります。

最後に

灯屋合同会社の第一の事業となる観光事業。プライベートサウナ併設の一棟貸しログハウス log&sauna 和 - nagomi, wakayama - で自然に囲まれ、ただ純粋に自然を味わい、感じる時間を過ごしてみてください。
あなたが自然に還る時間を、あなたらしく自由に楽しんで頂けると幸いです。
「何もない贅沢」がここにはあります。ご予約お待ちしております。

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