「韓国に多様性のあるお酒の席を提供する」聖水洞のクラフトビール店
多様性。日本でも最近ことごとく出てくるワードですよね。日本のお隣の国である韓国もこのキーワードが少しずつ目立ってくるようになりました。
「画一的で序列的な韓国に、多様性を尊重できる場所を作りたい。」という想いのもと作られたお店がこの聖水洞にあります。本日はそんなお店を紹介いたします!
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先日、友人が来韓してくれたので、ずっと行きたかったクラフトビールのお店に行ってきました。子どもを産んでから、なかなか夜のソウルを楽しむ機会がなくなったのですが、本当は夜こそ楽しいソウルなんですよね。
久しぶりに夜のソウルを存分に楽しめた1日となりました。
WOWとアメージングを届け、多様性を大切にする「AMAZING BREWING」
行ったお店は聖水洞の路地裏の、駅からは少し離れたところにある「Amazing Brewing」。なかなか日本からの観光客には見つけにくいところにあります。
まだまだ聖水洞が工場地帯だった2016年に、当時はイッテウォンやカンナムといった地域にしかなかったクラフトビールのお店を、この地にオープンした当店。
他のクラフトビールのお店よりも広く、たくさんの種類のビールでもてなす。料理も美味しく、ビールも安く。訪れてくれたお客さんに「wow」という驚きを届けるという想いを持ってオープンしたそうです。
60種類のビールタップのある店内
このお店ができた当初、韓国のお酒の場所といえば、瓶ビール、韓国焼酎(ソジュ)、その2つを混合わせて作るソメックを飲むのが一般的でした。
そんな韓国社会に多様性をと願い、まずは多様なお酒の選択を可能にし、多様な味の選択を提供したいという想いのもと、たくさんの種類のクラフトビールを提供しています。(出典: Amazing Breweing company ブランド紹介(韓国語のみ))
私自身も、日本からこの韓国の地に住むことになったとき、あまりにも画一的なものを好む風潮に疑問をいただいてきた張本人です。
日本と韓国の両方にルーツを持つ娘のいる親であるという立場でもあって、もっと韓国に多様性をと願う気持ちもあります。
多様性を尊重することが社会の成長につながるというこのお店のオーナーの想いにも共感するところがありました。
私たちが頼んだのは「初恋」「聖水洞」という名前のビール。IPAとアメリカンペールエールのビールでフルーティーな味のする、飲みやすいビールでした。
このクラフトビールのお店に、日本から来た海外育ちの友人と一緒に行けたことで、多様性への想いが溢れてきました。
10年間。ソウルの街のあり方が大変容したように、これから人々の考え方ももっと多様になっていくだろうという希望を感じた時間にもなりました。
商品はCUなどのコンビニでも購入可能!
商品はコンビニでも缶ビールとして売られています。お店で売られているものとはちょっと違うものですが、ぜひ韓国のクラフトビールも味わってみてくださいね
お酒の専門店では、お店でも売られている商品が購入可能です。多種多様なビールの種類は公式HPでも確認できます。
本当は教えたくないお店情報
地下鉄2号線聖水駅から徒歩8分、小学校の裏にあります👣詳細はGoogle Mapで見てね。
※ソウルは変わやすい町です。数ヶ月後にはお店がなくなるなんてこともたくさんあるので、公式のinstagramをチェックしてから、訪問してくださいね😉
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