◯◯ゲーな酒 【酒日記】
さて問題です。 〇〇ゲー と言えば!?
ハナゲー、ムナゲー、クソゲー、ゲゲゲのゲー、おったまげ~!
世の中に、 〇〇ゲー は、いろいろありますが、
本日紹介するのは、もちろん お酒!
はて? 〇〇ゲー なお酒とは?
それは、 だラララララ・・ だん!(ドラムロール)
イムゲー !!
「・・・」
知りませんか? 沖縄のお酒です。
え? 沖縄と言えば、泡盛じゃないの?
◇◇
ここで、少し歴史の話を、
甘藷(さつまいも)は、1600年前後、中国から沖縄に伝わり、その後、九州は薩摩の国に伝来したと伝えられています。(※ 諸説あり)
同じく、中国から日本に伝来したお米。
呑兵衛の人類が、お米でお酒(泡盛)を造るのに、甘藷からお酒を造らないわけがない! だん!
そうなんです。
昔はさつまいもから、お酒を造っていたらしい。しかも、各家庭で造られていたようです。「手前みそ」ならぬ、「手前さけ」が、各家庭にあり、それはそれは幸せな時代・・・
それが、明治時代『家でお酒をつくっちゃダメ!』という法律により、衰退絶滅してしまったのだ。
◇◇
かぜのなかの~♪ すばる~
絶滅したお酒
すなのなかの~♪ ぎんが~
そのお酒は 「芋下」
「芋下」と書いて、「イムゲー」 と読みます。
そのイムゲーを復活させようと、プロジェクトが発足。
が、家庭で造られていたお酒だったので、レシピ等の文献がなく大苦戦の末
ふっか~つ!
現代版、イムゲー 『IMUGE.』
の誕生である。
お待たせしました。 じゃじゃん!
◇◇
芋から造ったお酒、焼酎とどう違うの?
説明しよう
途中までは、芋焼酎を造る工程とほぼ同じ。原材料は、タイ米、黒麹、そして紅芋。それらをまぜまぜして発酵させる。
そして、最終兵器登場! 沖縄のサトウキビからつくった「黒糖」をぶっこみ、さらにさらに発酵させるのだ。
どや! 飲みたくなってきたでしょ! これからの暑い季節にぴったりですよ!
100年ぶりに復活したその味は!?
◇◇
現在、3社が『IMUGE.』を生産している。
石垣島の請福酒造、宮古島の多良川、そして久米島の久米仙
どれにしようかな・・ どの島にも思い入れがあるので、悩む・・
3種類とも順番に飲もう!(やっぱりそうきたか!)
今回は、久米島の久米仙が醸した『IMUGE.』です。
って、写真でバレてますね。。(#^^#)
あの楽天ホークスが春季キャンプをやっている島。絶景「はての浜」「畳石」「比屋定バンタ」などなど、見どころ遊びどころが満載。トップ画像も「比屋定バンタ」から撮ったものです。
◇◇
さてさて、おまたせしました。お味は、
まず香り
ミネラル満載の黒糖香りと、焼き芋っぽい甘い香りがミックスした香り(そのままやん)
続いて、まずはストレートで
わー 芋のホクホク感がする。まん丸い、どっしりとはしていないが、何重にも重なる広がりのある味だ、ふんわり柔らかい綿の布団という感じかな。
続いてロックで、
すっきり上品な味になる。サトウキビ畑が風になびくような颯爽とした感じ、太陽が差し込む風景だ。すっきりしているのに拡がりがある。
◇◇
合わせる料理は・・
酢豚なんてどうだろう、パイナップルはもちろん、台湾パイナップル! 今話題の、台湾パイナップルやっと手に入れました。ジューシーな甘みと、穏やかな酸味が、酢豚とぴったり!
そして、豚は、もちろん沖縄産あぐー豚、旨味のある脂身が、酢豚の酸味とマッチする。そして、それをグイっと、イムゲーで流し込む。酸味に代わって、優しい甘さが口の中を満たす。
あ~ 至福
の昼下がり
昼から、飲むんか~い!
おったまげ〜
(おしまい)
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