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北の湖から -2022晩秋- 『うとないサンクチュアリ』
森の中にあらわれた小屋
音をたてないように、息をひそめて階段を登る
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ぎぃー ぃぃ ・・
そっと、扉をあけ、なかの様子をうかがう
気配はない、誰もいないようだ
小屋の中は真っ暗闇であった。全く様子が分からない。
慌ててスマホの懐中電灯を、ONにする。
小屋に入る
のぞき窓を上にあげる。
ぱーっと、光りが差し、視界がひらけた。
目を細めて、その横長の窓から、周りの木々をのぞき込む。
気分は、ゴルゴ13だ
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みなさーん、こんにちはー
本日は、ウトナイ湖サンクチュアリに来ております。
シーンとした森の中、小屋にいると、ついつい小声になる。
サンクチュアリ
マンガ聖闘士星矢の影響か、サンクチュアリというと「聖域」をイメージされるかも知れませんが、ここウトナイ湖に聖域があるわけでもなく
いや、聖域かな。
ここウトナイ湖は、鳥獣保護区(サンクチュアリ)だ。そして、全国に50か所ほどある湿地帯、ラムサール条約湿地でもある。ウトナイ湖の「ナイ」は、アイヌ語で川を意味する。川がたくさん流れこんで、この湿地をつくっている。
という事で、最初の小屋の話に戻る。
四季を通じて、さまざまな鳥が飛来する場所。観察小屋が2か所用意されている。カメラや双眼鏡を構え、気配を殺して、じっと生き物を観察するための施設なのだ。
ムリ!
細窓からしばらく眺めて、鳥さんを狙う。ここは、新千歳空港にも近く、飛行機のエンジン音がときおり響き渡る。
道具も気力もないオイラが、そう簡単に撮れるわけもなく、早々に撤退だ。
一瞬、シマエナガが見えたんだけどなぁ・・ たぶん・・
写真の撮れなかった、私の代わりに
野鳥といえば、この方! はるかぜるりいさん作
シマエナガの親戚、エナガの写真をどうぞ!
そして、もっと野生の鳥さんを見てみたい方、るりいさんの写真集もどうぞ
散策路 その前に
ウトナイ湖の湖畔には、道の駅もあり、そこから先ほど紹介した、観察小屋がある自然観察路がのびている。鳥観察する前に、お腹を満たすことが可能なのだ。
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晴れ男を自認する私であったが、辞任するときが来たかもしれない・・
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観察路は、木道と案内板が整備されているので、気軽に散策できる。また、お隣の鳥獣保護センターもおススメ。
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ゴー
空を見上げる
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タケちゃんマン・・・
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散策が終わり、鳥獣保護センターで一息。
トイレから出てくると、入り口横のクマさんに出会った。今日一番のびっくりであった。
トイレに入るときに見えていたはずなのに、目的(おしっこ便器)以外のものが見えていない。視野が狭くなっているのだ。
山に登っていても、行きは目的(頂上)しか見えない。余裕のある帰りの方が、視野が広く、色んな発見がある。
どんなときも、周りをじっくり見ることが出来る、視野の広い人物になりたいものだ。
センターを出る。
トイレ休憩中に、一瞬雨が降ってたが、なんとか晴れ男パワーで、降りそうで降らない小康状態を保っていた。
てるてる坊主と、祈りが足りなかったかな・・
さて、長々と続けてきました、晩秋の北海道タビも今回でおしまい。どうでしたでしょうか?
それでは、みなさ・・
あっ、いかんいかん
最期に、お土産の紹介をしましょう。
ひとつめ!
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アロニアって、ご存知ですか?
実は、夏の山形タビでも、ひそかに探していたが見つからなかったのだ。
何気なく、ここウトナイ湖の道の駅、お土産コーナーを覗いていたら
あったー!! うぇーい!
妻の趣味は、色んな果物でのジャム作り、
家に帰ったら、さっそくアロニアジャムに挑戦なのだ。
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そして、お土産ふたつめ!
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ウトナイ湖、道の駅のお向かいに、苫小牧が誇る名店「三星」があります。最近のマイブームがコチラ(イヨマンテ)、ハスカップのお菓子なのだ。
冷凍ハスカップもウトナイ湖の道の駅で売ってますよ。我が家は、以前に冷凍ハスカップを購入してファンになりました。その後、小諸までハスカップ狩りに行きましたね! 覚えていますか? そうあの、ハスカップです。
これで帰宅後も、楽しみ ふふ
はい、それでは、次回のタビまでさようなら!
次は、どこに行きましょうかねぇ
我が町にも来て欲しい! リクエストも、お待ちしておりまーすww
(おしまい)
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