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【おうち英語】英検の受け方。対策や申込み・本番の注意点など

おうち英語をしていて、そろそろ英検を受けさせてみようかな?と思ったときに気になるのが、英検の対策方法や、小さい子でも受けられるのかなどです。

この記事では、おうち英語で英検3級と準2級を受験した我が家の経験をもとに、英検の対策方法や、申込み・本番の注意点などをお話しします。

英検は何級を受ければよい?受験級の目安

英検を受けさせようと思ったときに、まず気になるのが何級を受ければよいのか?ということです。

おうち英語の場合、お子さんが知っている単語や文法が、必ずしも英検のレベルと一致しないため、受験級の判断が難しいことがあります。

英検の受験級は、次の方法でおおよその判断ができます。

文法レベルを確認する

まず、お子さんの文法レベルを確認しましょう。

文法レベルについては、ミトママさんのこちらのツイートを参考にさせていただいていました。

このツイートの画像に書かれた英文をお子さんに読ませ、わからない文章がないか確認しましょう。

お子さんに文法の意味を厳密に説明させたり、日本語訳をさせたりする必要はありません。

お子さんの感覚で、ざっくり理解できていればOKです。

単語レベルを確認する

次に、お子さんの単語レベルを確認しましょう。

Googleで「英検 5級 単語」などと検索すると、単語の一覧サイトがいくつか出てきます。

お好みのサイトを眺めて、お子さんが単語を知っていそうか確認しましょう。

サイトはどれでも構いません。

サイトによって出てくる単語が若干異なるので、お子さんが全部の単語を知っている必要はありません。

必ずしもお子さんにすべての単語を読ませる必要はありません。疲れてしまうので。

親が単語を見て、普段おうち英語で触れているコンテンツにその単語が出てくるかを何となく判断できればOKです。

英検の過去問を解いてみよう

お子さんのだいたいの受験級が把握できたら、英検の過去問を実際に解いてみましょう。

実際に過去問を解くことで、お子さんの課題がわかります。

英検の過去問は、公式サイト↓から無料でダウンロードできます。

マークシートもこちらから↓ダウンロードできます。

英検の公式サイトでダウンロードできる過去問は、過去3回分です。

それよりも多く問題を解きたい場合には、市販の過去問集を入手するとよいでしょう。

たくさんの問題を解くのが大変な場合は、一問一答方式で少しずつ

お子さんが小さい場合、英検の問題を一度にたくさん解くのが大変なこともあると思います。

そのような場合には、一度に解く量を減らして、少しずつ慣れていくとよいでしょう。

我が家では、過去問を一問ごとに切り離して、隙間時間で少しずつ解かせていました。

また、「英検」や「テスト」という言葉は使わずに、「英語のクイズだよ」と話すようにしていました。

英検のリスニング問題は無料アプリ「英検リスニングマスター」で少しずつ

英検のリスニング問題を一度に解くのが大変な場合には、「英検リスニングマスター」という無料アプリがおすすめです。

英検5級・4級・3級に対応しています。

「英検リスニングマスター」公式サイト↓
https://waochi.wao.ne.jp/eikenlistening/

英検3級以上のライティング対策

英検3級以上になると、ライティング問題があります。

我が家のライティング対策については、以前記事にしましたので、そちらをご覧ください。

英検の試験日程・申込み期間

英検の受験級が決まったら、いよいよ申込みです。

英検の時期は、例年5〜6月・9〜10月・1月です。

申込み期間は、試験日の1〜2か月ほど前です。

試験日程をあらかじめ確認しておき、それまでの間の取り組みを有意義なものにしましょう。

試験日程の確認はこちら↓

英検の会場は準会場がおすすめ

英検の会場は、準会場がおすすめです。

準会場とは、英検協会が準会場として認めた団体が設置する試験会場です。

英語教室や学習塾、インターナショナルスクールなどが会場となります。

準会場をおすすめする理由は、自分で会場を選べるからです。

本会場だと、小さなお子さんの場合には、机や椅子の高さが合わなかったり、自宅からの移動距離が長かったりして、試験問題を解くこと以外の負担が大きいことがあります。

自宅から近く、小さな子どもにも対応してもらえそうな、少人数の準会場を選ぶのがおすすめです。

英検の準会場は、申込み期間になると公式サイトで一覧が公開されます。

準会場のデメリット

準会場がおすすめと書きましたが、デメリットもあります。

まず、準会場はインターネット申し込みができず、申込みのために準会場へ直接行かなければならないことです。

また、試験結果も自宅に送ってもらえず、準会場に取りに行かなければなりません。

これらの点は不便だったので、ご注意ください。

英検3級以上は、二次試験に進んだときのみ写真が必要

英検3級以上は、二次試験で面接があります。

そのときに本人確認をするために、二次試験の受験票に写真を貼ることが求められます。

小さい子の証明写真を撮るのは大変です。

我が家では、スマホで子どもの顔を撮影し、背景透明化アプリで背景を消して、白い背景を合成し、コンビニの写真プリントで証明写真サイズに印刷したものを使いました。

一次試験の段階では不要なので、写真を用意するのは一次試験合格後で大丈夫です。

英検当日までに準備すること

試験特有の形式に慣れるよう、試験当日までに準備しておきましょう。

マークシートの塗り方を確認する

マークシートをはみ出さずに濡れるか、間違えたときにきれいに消せるか(他のマークを消してしまった場合には塗り直すことも含め)、練習しておきましょう。

答えがわからないときに、とりあえず塗る番号を決めておくのもよいでしょう。

トイレに行きたい場合・鉛筆や消しゴムを落とした場合の対応

お子さんが試験官に伝えたいことを伝えられるようにしましょう。

トイレのタイミングですが、リスニング試験中に一度退席すると、戻って来れなくなります。

トイレを試験前に済ませるのはもちろんですが、途中で行きたくなった場合には、リーディングの間に行くようにしましょう。

トイレの場所は、当日、必ず確認しましょう。

英検当日に持参するとよいもの

英検当日の持ち物は、受験票と筆記用具となっています。

そのほかに、持参するとよいものをご紹介します。

受験者の氏名や住所などを書いた紙

小さい子が受験する場合、基本的には親も試験会場に入室でき、マークシートに氏名などの記入ができます。

しかし、うちの子が受けた準会場では、親は入室できず、子どもが自分で氏名などを記入するルールでした。

そのため、氏名や住所、電話番号などを記載したメモを持参するよう指示がありました。

この辺は個々の準会場によって違うのかもしれません。

しかし、万が一のために、氏名などを記載した紙を用意しておくと安心です。

マークシートに記載する内容は次のとおりです。

  • 氏名

  • 郵便番号・住所

  • 電話番号

  • 生年月日

  • 年齢

  • 二次試験希望地

  • 暗証番号

暗証番号は、合格発表をネットで確認するために必要です。

「000000」など簡単なものでも大丈夫です。

また、二次試験希望地は、自宅と準会場の市区町村が異なる場合に、こちらの希望と試験管の誘導が異なる可能性があります。

お子さんとあらかじめ確認しておきましょう。

時計

試験会場に時計はあると思いますが、念のため予備の時計があると安心です。

鉛筆と消しゴムの予備

鉛筆と消しゴムの予備は多めに用意するとよいでしょう。

鉛筆の濃さはHBです。普段使う機会が少ないかもしれませんが、忘れずに用意しましょう。

マスキングテープ

受験票をマスキングテープで机に貼り付けましょう。

試験中に受験票が落ちるのを防げます。

温度調整できる上着

季節にもよりますが、温度調整できる上着はあった方がよいです。

夏でもクーラーで寒い可能性があります。

暇つぶし用の本など

試験開始までの待ち時間や、試験終了後にお迎えを待つ間の時間に、暇つぶしできるものがあるとよいでしょう。

英検が終わった後の待ち合わせ方法を確認する

お子さんが小さい場合、携帯電話などの連絡手段を持っていないことがあります。

英検が終わった後、どのように合流するのかを確認しておきましょう。

我が家の場合には、準会場の試験官(塾の先生)が、予定よりも早く終わった場合に私の携帯電話に連絡することを提案してくださり、ありがたくお願いしました。

準会場の試験官にも、終わった後その場で待つことが可能かなど確認するとよいかもしれません。

英検の待ち時間に親がやることを考えておく

英検を受けるお子さんを待っている時間は暇です。

保護者の待機室などは基本的にありません。

親の暇つぶしプランを考えておきましょう。

まとめ:英検はしっかり準備して臨めば、親子ともによい経験になる

小さい子の英検受験は、お子さんも大変ですが、親も大変です。

ですが、しっかりと事前準備して臨めば、お子さんにとっても親にとってもとてもよい経験になります。

1試験を1人で受けた子どもを迎えるときの誇らしさは、子育ての中でかけがえのない宝物になります。

皆さんの英検受験が、親子ともによい経験になることを願っています。




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