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銀杏BOYZとの出会い

峯田和伸との出会いは忘れられない。
大学1年生のとき深夜のBSで「アイデン&ティティ」を観た。峯田和伸の情けない中島と麻生久美子扮する包容力ある彼女の関係性に胸をときめかせた。

峯田和伸が銀杏BOYZをやっていると知り、初めてBABY BABYを聴いた。その優しさに胸を打たれた。ベッドに入って眠る前の頭の中のような、人の少ない夜道を歩くときのように張り裂けそうな切なさに寄り添ってくれた。

それからブックオフで買った「君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命」を聞いた。日本人で驚き、SKOOL KILLが流れた瞬間、ナイフで脳みそを刺された。冴えない日常を僕の代わりにぶち壊し、肯定してくれた。

月日は流れて聞かなくなる時もあった。でもコロナを始め環境が変化する日々に中途半端に対応できない自分に悩む時、また後押ししてくれた。rsd2020がこの環境の中で「君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命」、「DOOR」を再販してくれたことに運命を感じる。

中島「ねえ、ひとつ聞いていいかな?」
彼女 「なあに?」
中島「君は・・・僕のこと・・・好きかな?」
彼女「酔っ払ってるの?それとも女の子と何かあった?」
<彼女の勘はあきれるほどよく当たる>
彼女「バカねえ、不安なの?
誰もいなくなったって
私だけは味方なのに
君があたしの知ってる君である限り大丈夫よ」
中島「ごめん、聞こえなかった。何て言ったの?」
彼女 「おやすみなさい」
--アイデン&ティティから引用

変わってしまう世界の中で変われないままの僕らを包み込んでくれるのは銀杏BOYZだ。
いつかライブハウスで観れることを期待して、今は「夢で逢えたら」。

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