地方公務員になろうと決めたあなたへ
8年前の私へ
残業が多いこと
商談のノルマ件数が多すぎて周囲は空アポやうその進捗報告をしてのらりくらりしているなか、不器用にもそうしたことができない、そもそもそんなことをしなくてはならないことに疑問を感じていること
短期職歴では現状より悪い会社しか入れないだろうと思い込んでること
就活時の面接トラウマが抜けきれず、面接にめっぽう自信がなかったこと
筆記テストならなんとかなるだろうと思えていたこと
これらを踏まえて地方公務員になることにしたね
今思えば無謀ともいえるけど、本命1本で受けた潔さと自信家っぷり
無事合格後して働きはじめて、すぐに衝撃を受けることになる
・定時はこの建物が出る時間であり、仕事を終える時間ではないと怒られる
・コミュニケーションがまともにとれない人がいる
・50代の係長(一般的には課長クラスくらい?)が私の質問に対して「知らない、私教えてもらってないもの」という
・高齢者同士がブチギレ喧嘩しあう
・ベテランのおばちゃんが、お客さん前でいろいろしゃべることをに「苦手」といってかわす
眩暈もしたけど、ヌルげーに少し喜びを感じるよ
ただ成長度合いとか経験値とかそういうのでいくと社会人1年目と公務員になっての6年は大体トントンくらい
段々ぞっとしてくるようになる
公務員になって感じた違和感にも徐々に慣らされていく
人事異動予想クイズしか楽しみがないであろう上司に恐怖を覚えつつそんな光景もすぐに慣れる
ひたすらコピーをするという前時代的な作業自体にも絶望するがもっと絶望するのが自分より20以上の年上の人が自分と全く同じ仕事をしていること
どーーーでもいいことにこだわりを持つせいで残業しまくっておきながら、丁寧な仕事をしている気になっている先輩を見て胸がぎゅっとなるよ
仲良くなれる先輩はいるけど、同期とは驚くほど仲良くなれないよ
いつもあなたがいう「つまんない人」が多いから
偏見なんだと思うけど
たぶん、優等生タイプが多いのかな
世間基準で見れば自分も真面目な方なつもりだけど、それでも学生時代を思い返せば「この授業イラネ」と判断したら帰宅して好きなことをしていたよね。
気づければよかったけど、公務員は恐ろしく学校みたいだった
学校嫌いなあなたに向いているはずもない
それでも、すごく辛くて辞めた1社目のあと公務員になったこと自体は間違ってなかったと思うし、当初の目的は果たせたよ
不思議と公務員になったときから一生ここにはいないな、と思っていたけど無事そのとおりになるよ
そして、たぶんはじめてきちんと自分と就職先とに向き合うことができるよ
一ついうなら、もう3年早く転職してよかったかもね。