ノーベル平和賞
日本被団協がノーベル平和賞を受賞しましたね✨
日本のノーベル平和賞受賞は、非核三原則を表明した佐藤栄作 元総理大臣が1974年に受賞して以来、実に50年ぶりとのことだそうです。
日本被団協とは
日本被団協とは、正式名称は日本原水爆被害者団体協議会のことで広島・長崎で原爆の被害を受けた被害者の生存者の団体の協議会で、被爆者の唯一の全国組織です。
日本被団協の歴史
戦後80年を迎えるにあたり、戦後活動されてきた日本被団協さんが今年のノーベル平和賞に選ばれたことは素晴らしいことだと思います。
ノーベル平和賞の受賞式は
ノルウェーのオスロにて今年12月10日に行われる予定です。
ノーベル賞とは
ノーベル賞は、ダイナマイトの発明者として知られるアルフレッド・ノーベルの遺言に従って創設され、物理学、化学、生理学・医学、文学、平和および経済学の6部門で人類に対して大きな貢献をした人物に贈られる賞で、最初の授与はノーベル財団によって1901年に行われたとのことです。
毎年6部門の中でそれぞれ3人までが選ばれるそうです。
第五福竜丸とは
日本被団協さんが設立される契機となった
第五福竜丸事件とは、1954年3月1日にマーシャル諸島ビキニ環礁でアメリカが行った水爆実験により、静岡県焼津市の遠洋漁業のマグロ船が被曝した事件です。
乗組員23人全員が被曝し、船長の方がお亡くなりになりました。人類初の水爆犠牲者とのことです。第五福竜丸事件を描いた映画もあります。
映画ゴジラはこの事件に触発されて、放射能の恐ろしさを描くため生まれたといわれています。
また、第五福竜丸展示館が東京都江東区にあり実際の第五福竜丸を観ることが出来ます。私もまだ行ったことはありませんが…
歴代のノーベル平和賞受賞者
昨年のノーベル平和賞受賞者は
ナルゲス・モハンマーディさん(イランの人権活動家 )です。イランにおける女性の弾圧に抵抗し、すべての人々の人権と自由を促進する戦いに対して闘い、刑務所にも収監され、獄中でノーベル平和賞を受賞したそうです。
また、これまで受賞された特に有名な方の中には
マララ・ユスフザイさん、マザー・テレサ、キング牧師、オバマ元大統領、ネルソン・マンデラなどがいます。
こうした中でご高齢にも関わらず長年闘って来られた日本被団協さんが受賞されたことは本当に素晴らしいことだと思います。
受賞理由については「核兵器のない世界を実現するために努力し、核兵器が二度と使われてはならないと証言を行ってきた」ことと評価されました。
核兵器のない世界をめざして、次の世代に受け継いでいかなければならないと思います。
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