岡田斗司夫さんとJOKER
いよいよまもなくJOKER 続編が公開されますね。
これまでの辛い数ヶ月、このためにも生きてきた甲斐があります😭
関係ないですが、私はジブリが好きなのでYouTubeで解説動画などを観ていたところ
サブカルについて色々話している岡田斗司夫さんの動画を知りました。
その中でJOKER についての考察を話している動画が非常に面白く深かったので👇に貼ります。
とても斬新な切り口で
JOKER と社会構造についてなどを話しています。
☝のタイトルにもあるように、ネタバレが含まれますのでJOKER を観たことのない方は映画を先に観てからの方がよいかと思います。
詳しくは☝の動画をぜひ観ていただけたらと
思いますが、
私が岡田斗司夫さんの解説で面白いなと思った点は主に下の3点です(一部ネタバレを含みます)
1.主人公アーサーが発作的に笑ってしまう脳の障害による症状は、実は障害ではなく、人を笑わせなければならないという親からの洗脳による抑圧から生まれるものだった。そのため、後半にJOKER となってからは自身が笑いたいタイミングで笑えるようになっている。
2.ネタ帳のノートの文字からわかるように、知的障害を持つアーサーは社会の最下層の中でもさらに底辺とされる存在とされていた。
友達もいなくて他者からのコミュニケーションはいじめられるということしかなかった。そうした存在が他者を笑うようになるには、社会そのものを破壊し笑うしかなかった。
アーサーを嘲笑う冒頭のストリートチルドレンや
地下鉄のエリート社員も、社会のはずれ者だったり社畜に過ぎなかったので、そうした社会そのものを破壊するようになる。
3.映画のラストでアーサーが病院で笑っているのは、大富豪の子息であるアーサーとは真逆の世界のブルースウェインが、アーサーが犯したわけでもない犯罪を追うために正体を現すことも出来ないバットマンになっていくことを想像しているため。
☝のような考察は私としては新鮮に感じられ
とても面白いなと感じました。
また、映画を観てJOKER に共感する人達は
映画の料金を支払って観に行けるのだから
アーサーとは住んでいる世界が違うとも岡田斗司夫さんは語っていました。
それに関しては、私は少し違う意見があります。
たしかに数年前に『JOKER 』が上映された時に初めて観に行った時のまだうつ病になる以前の私は、映画に感銘は受けつつも、これはもう一人のもしかしたらこうなり得た私だ、と感じました。
アーサーをどこか他人事と思っていたのかもしれません。
その後何回となく『JOKER 』をくりかえし観ましたが、今年重度のうつ病を発症してから観た時、
それまでとは全く違う感覚となりました。まず、心への突き刺さり方が違いました。そして、JOKER にはいつからでも誰にでもなり得るんだと
今は感じています。
私は今年になるまで、重度のうつ病になるなんて考えたこともありませんでした。2年前自律神経失調症になり8ヶ月休職した時でさえ、そうは思いませんでした。
そして、自分がやってみたかった仕事内容にせっかく出会えたのに、自分の気持ちと身体が乖離していき仕事をしたいのに出来ない悔しさも日々経験しています。
その上、それがいつまで続くのか、これから良くなるのか悪くなるのかすらわからないという不安が常にあります。
今はかろうじて週3日勤務にさせていただいていますが、そこから通常通り出来るようになるのか、あるいはそれすら出来なくなるのかもわかりません。
なんとなく働いていけるのかと以前は疑わなかったことが、もはや私には特別なことに思えます。
社会の中で普通に暮らしていくことは、普通ではなく特別なことなのだと今は思います。
そんなことを書いてきましたが
やはり来週から続編が公開されることは
とても楽しみですし、生きてきてよかったと
心から思います🎬
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