【図解】母数は、分母でも母集団でもない。
こんにちわ、「IT企業に転職した元CA、なぎー」です♪
今回は『母数と分母の違い』です。
転職して、この「母数」という言葉を完全に勘違いして使っていました汗
具体的には「母数」を「分数の分母」的なモノと思い込んでいました。
【例】「有料契約率35%の母数は、A大学の学生全体の数値です!」
【例】「大学生の80%が、このアプリを利用しています。
母数は、ヒアリング調査をおこなった300名です!」
私のように「間違った母数」を発言してしまうと、職場でみんなの頭に?が浮かんでしまいますよね。
その「母数と分母の違い」を理解するために、周辺用語も含めて、図解しました。
□ 母数
・「母集団の傾向」を表す数値。
【例】コインの表裏
「表が出る確率」を「p」で表すとする。
「p」は、検証を重ねることで、推定値を算定することは可能。
しかし「本当のp」は神のみぞ知る世界。
この「本当のp」が母数。
□ 母集団
・調査対象とする集団全体。
□ 標本(サンプル)
・母集団から抽出した「群(ひとまとまりの観測データ)」
└ サンプル数(the number of samples)
・母集団から標本を抽出した回数。
※「群数」と呼ばれる場合がある。
└ サンプルサイズ(sample size)
・1回の標本抽出における個体数。
・各群の個体数。
※「分母/n数」と呼ばれる場合がある。
□ 【例】飲食店の来店者調査
最後に、例です。
母数:「平均年齢」「平均滞在時間」「平均利用料金額」など
母集団:「ある店の来店者の全体」
標本(サンプル):「調査対象になった来店者」
サンプル数:「A日程/B日程/C日程の来店者」
サンプルサイズ:「A日程/B日程/C日程の来店者の人数」
いいなと思ったら応援しよう!
サポートしていただいたお金は、すべて書籍代にします。
インプットをもっと増やして「多くの人に伝わる方法は何か?」を検証しながら、良いアウトプットを心掛けます!