今の自分だからこそ書ける文章がある

最近、1日1ツイートを目標にツイッターでつぶやくことを日課にしている。頭の中にふっと浮かんできた言葉をつぶやくのだけど、お風呂で湯船に浸かっている時とか、夜寝る前に浮かんでくることが多い。夜はセンチメンタルになりやすいとは聞くけど、センチメンタルだからこそ心や思考が敏感になって、色々な言葉が浮かんできやすいのかもしれないなと思うと、面白い。昨日の晩にふっと浮かんできた言葉をツイッターにつぶやく。それを翌朝noteにつらつらと書く。この流れがけっこういい感じ。

今の自分だからこその悩みがある。
今の自分だからこそ感じることや考えることがある。
今の自分だからこそ書ける文章がある。
今の自分にしか書けない文章がある。

— なぎっこ｜暮らしの記録 (@nagicco_pp) April 25, 2023

昨日ツイッターでつぶやいたこと。今の自分にしか書けない文章があるよなあと思って。当たり前のことなんだけど、当たり前のことって普段は見過ごしがちじゃないですか。だから、改めてこうやって言葉にしてみると、自分が毎日書いている文章が今までよりも大事なものに感じられる。

今の自分とは、言葉の通り’’今の自分’’である。この日、この時間に生きている自分。今私は、noteを書いているわけだけど、これが仮に今日の別の時間帯だったとしたら、また違った文章になっていると思う。たとえタイトルやテーマが同じだったとしても、同じ作品を作ることはできない。

もう少し視野を広げて考えてみると、1ヶ月後にはまた違ったことを感じ、考えnoteを書くだろう。半年後、1年後、5年後、10年後・・・と人生は続いていく。その時に感じることや考えることも、今の自分とはまた違ったものになっているだろう。大人になると、毎日同じことの繰り返しで時の流れが早く感じる一方で、自分自身がそのスピード感について行けず、置いてけぼりな感覚を覚え、焦り不安悩みが生まれる。

でも、ちゃんと自分自身も変化している。1ヶ月前、半年前、1年前に書いたnoteを見返せば、今とはまた違ったことを感じ考えていたことがわかると思う。目には見えないから、実感しづらいけど、今の自分にしか感じられないことが確実にある。今抱えている悩みもそうだし、たとえその悩みが1ヶ月前、半年前と同じ悩みだったとしても、その悩みに対する捉え方、感じ方、考え方は少なからず変わっているはずだ。

そして、数年後には、今の悩みのことなんてすっかり忘れて、別の悩みを抱えて同じように悩んでいるのだろうと思う。それもまたその時の自分にしか感じられないことであり、考えられないことなのだと思う。

そう考えると、毎日文章を書くことは、今の自分を確かに感じることができるものであり、その日に書いた文章はかけがえのないものだと感じる。そして、それは自分の中だけで留まらず、もしかしたら今自分が抱えている悩みが、自分がその日にたまたま書いた文章が、誰かの心に少し響くことだってあるかもしれない。そうやって勘違いして文章を書いてみてもいい。

今の自分にしかできないことがある。
今の自分にしか感じられないことがある。
今の自分だからこそ感じることがある。
そう思うと、今の自分が愛おしく大切な存在に感じる。