おばあの命日に思うこと
今日は、私のおばあの命日である。
5年前の今日、おばあは天国へと旅立った。
おばあは、ちょっと入院するぐらいの予定だったのに、急に持病が悪化して、急遽天国へと旅立ってしまった。私たち家族からしたら、当時は気持ちが追いつかなかった。
「おばあちゃん、もうよくならないんだって・・・」と母が涙をこらえながら、家のリビングでそう言ってきた日のことも、
お見舞いに行くと、すごくしんどそうなおばあを見るのも、
おじいの悲しそうな顔も、
夜寝る時も、おばあの苦しそうな様子を思い出して、今もおばあは苦しい思いをしていると思うと、胸が苦しくて辛くて辛くてしょうがなかった。
心の準備なんてする暇もなく、一気に悲しいことが訪れた。
だから、今でもおばあのことを思い出すと、亡くなる前の苦しかった出来事を1番に思い出してしまう。
でも、「そうじゃないなよな」って、この前、おばあのお墓参りに行って、お墓の前で手を合わせた時に思った。
たしかに、おばあが亡くなる時は、悲しくて苦しくて辛かった。
でも、おばあは、その時のことをいつまでも思い出して、私たち家族が悲しむことなんて望んでない。残された私たちが笑顔で元気に過ごすことを望んでいると思う。
だから、おばあとの楽しかった思い出、おばあの好きなところを、たくさん思い出そうと思う。
おばあの家に行くと、いつも嬉しそうに私の名前を呼んでくれたこと、
「綺麗になったねえ」といつも褒めてくれたこと、
大学の卒業式で着る袴を嬉しそうに一緒に選んでくれたこと、
中学の時、おばあの家に泊まらせてもらった時に、美味しいお弁当を作ってくれたこと、
いつも明るくて、おしゃべりで、おしゃれが好きで、ピンク色が好きで、歌が好きで、お友達と楽しそうにカラオケに行ってた。
私のおばあがおばあでよかったって心から思うし、おばあの嬉しそうな顔を見ると、私も嬉しかったよ。
おばあは、この世にさよならする時に何を思ったんだろうか。
お墓参りとか、命日とか、法事とか、お仏壇に手を合わせるのも、残された側が、故人を忘れずに、故人を思う時間を作るためのもの。
それはきっと悲しい辛い思い出なんかじゃなく、故人と過ごした素敵な時間に思いを馳せる時間なんだと思う。
今日はおばあの命日。おばあのお墓参りに行ってくる。おばあとの楽しかったことを思い出して、手を合わせたいと思う😁
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