言葉のナイフ
好きな人とのおしゃべりは楽しい
いつもおもしろくて優しい彼がだいすき
一緒に住めるかもしれない
話すと
彼は喜んでくれた
一方で「家賃はどうするん?」と聞かれた
「あ、半分は出すよ」と答えた
わたしは精神病があって一応障害者で
家事が器用にできないことがすごく心配で
「わたしぐーたらだからテキパキ家事はできないから...ね(わかっててね)」と言うと
「家事全部わしに押し付ける気か?」
と言われた
「そういう意味じゃないよ!ただやるペースが遅いからってことで...」
ってしどろもどろしながら
一緒に住んでも本当に大丈夫なのかなって思った
翌日
やはり前日に言われたことが気になって
電話をした
わたしは、病気もあるし普通の人と同じように働くためにはお家である程度力を抜かないとバランス保てないから、
家事は手抜きになっちゃうと思う
もし、あなたが一緒に住む女性はこんな人で家事や料理してくれる人みたいな理想があるなら、
わたしじゃなくて他の人の方がいいかもしれないよ?
彼は言った
「昨日、一緒に住めるかもって話で嬉しかったのに昨日の今日でこの話?」
「別れたいってこと?」
「なんで他の人探しんしゃいって言われなあかんの?」
そういうことじゃなくて...
わたしには離婚歴があって、一緒に住むことに不安感があるとも話した
そうしたら、
「まずは一緒に住んでやってみようっていう希望はないの?」
「わしは前の夫より劣るんか?」
そんなこと、ないよ...そういうことじゃないのに
なんで、伝わらないんだろ
わたしは、ただ『それでも大丈夫だよ』って言ってほしかっただけだよと伝えた
そうしたら、とどめの言葉を刺された
「わし試されてるんか?
色々ぐちゃぐちゃ言うてからに始めっからそう言えや!」
ぐちゃぐちゃ?大切なこと話したつもりだったよ
それを、ぐちゃぐちゃ?
好きなだけで一緒に住むとか結婚とか
本当にできないね