月曜日と朝
目が覚めた。
部屋には朝の陽射しが鋭い刃物のように差し込んでいる。
今日は月曜日。
また一週間の始まりか、と僕は軽く一つため息をついた。
別に仕事が嫌いなわけじゃない。
同僚とも仲が良くできているし、仕事にもそれなりの達成感はある。
けれど、やっぱりなぜか月曜日というのは憂鬱なものである。
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まだ半分しか起きてない頭を起こすために僕はシャワーを浴びた。
ドライヤーをして、髪の毛をセットし、ワイシャツに手を通す。
この瞬間が僕は結構好きだ。
なんだか気持ちがシャキっとする気がする。
会社としては私服をOKとしてくれているから、ワイシャツである必要はない。
パーカーやTシャツでも良いのだが、僕はあえてワイシャツを着ている。
私服と仕事着は分けておきたい、と思うからだ。
でも、だからこそ、服を着たときに少し気持ちが仕事に向くのかもしれないな、とふと思った。
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朝ごはんは昨日の残りのカレーだ。
カレーは2日目が美味しいとよく言うけど、昨日より味が馴染んで美味しい。
朝からおかわりをしてしまった。
空っぽになった鍋とお皿を急いで洗い、家を出た。
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起きたときよりも太陽が少しだけ高くなっている。
また今日から仕事が始まる。
何かあるかもしれないし、何事もないかもしれない。
とりあえず、一週間、頑張ろう。