T.K

リメイクブランド「Nu(ヌウ)」ディレクター。 主にエシカルやファッションの情報を発信しております。 https://nu-remake.com/(Nu公式サイト)https://www.instagram.com/nu_official_jp/(Nu公式インスタグラム)

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最近の記事

マイクロファイバー汚染の深刻化が私たちの暮らしを脅かす

マイクロファイバー汚染とはマイクロファイバー汚染とは、合成繊維の衣類や繊維製品などの製造や使用、廃棄の過程で発生するマイクロファイバーが海洋や土壌、大気などを汚染する問題です。 マイクロファイバーは、ポリエステルやナイロンなどの合成繊維を原料とする極細繊維で、髪の毛の100分の1以下の大きさです。洗濯や乾燥の際に繊維が抜け落ち、排水処理施設のフィルターをすり抜けて海に流れ込むことで海洋汚染を引き起こします。 マイクロファイバーは、汚染物質を引き寄せ、排水システムで洗剤や難燃性

    • プロに教わった家庭でできる衣類のお手入れ方法

      あなたは普段着用している衣類に汚れやシミなどが付いた場合、どのような方法で綺麗にしていますか? 家の近くのクリーニング屋に持って行ったり、面倒で捨てたりする人が多いのではないでしょうか。 そこで今回は、服を長く着用するために家庭でできるお手入れ方法をご紹介します。 ①3種類の洗剤を常備します1. 中性洗剤:万能選手!どんな素材にも優しい 成分: 酸性とアルカリ性のちょうど中間。 特徴: どんな素材の衣類にも使え、デリケートな衣類にも安心。 代表的な商品: エマール、アクロ

      • 意外と知らない普段着用している繊維の特徴

        本日は、私たちが普段着用している繊維の特徴についての記事を作成してみました。 繊維の名前は知っているけど、その繊維の特徴はよくわからないという方は意外と多いのではないでしょうか。 植物繊維1. 綿 綿は非常に古くから用いられており、人間と綿との付き合いは長く約5000年前にさかのぼるといわれています。 綿は「あおい科」に属し、きれいな花をさかせます。 花がさいた後にできる、コットンボール(実)が成熟し、はじけ、中から白い綿繊維があふれ出ます。 それが綿(綿花)です。綿花は

        • EU環境規制強化が日本企業へ与える影響

          2025年からEUは衣料品の廃棄を法的に禁止する欧州連合(EU)は、2023年12月にアパレル関連の業者が売れ残った衣類や靴などの廃棄を禁止する「エコデザイン規制」の暫定合意に達しました。この規制は、2025年から施行される予定で、中小のアパレル事業者は6年間の猶予期間が設けられています。  具体的には、売れ残りや返品となった衣料品をそのまま廃棄することが禁止されます。売れ残った衣料品を廃棄した事業者は、廃棄した衣料品の数量とその理由を毎年報告する義務が発生します。  ま

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          ファッションロスを理解する

          ファッションロスとは、新品であったり、まだ着れる状態の衣類が、様々な理由で捨てられてしまう問題のことです。主に衣類やアクセサリーなどのファッションアイテムが、販売されずに廃棄されることや、消費者によって不用意に捨てられることを指します。これは、ファッション業界における過剰生産や過剰消費が原因で発生し、環境に大きな影響を与える問題とされています。 なぜファッションロスが問題なのか? 環境への負荷: 衣料品の製造、輸送、廃棄には大量のエネルギーと水資源が消費され、温室効果ガスの

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          衣料の大量廃棄で私たちは貴重な資源を失い続けている

          昨今、アパレルファッションロスが取り上げられていますが、現状どれくらいの衣類が廃棄されているのかご存知でしょうか? この記事では、衣類の大量廃棄の現状がどれくらい深刻なのかをご説明していきます。 1.捨てられる服はどうなっているのか?捨てられる服は、事業者や家庭から排出される衣類や、小売店やリユースショップから下取りされた衣類などです。日本国内では、2020年の新規供給量81.9万トンの約9割に相当する78.7万トンが排出されており、そのうち51万トンが廃棄処分されていま

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