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セルフチューニングについて。 #01 (外側の声と内側の声)
こんにちは^^
さて、今日は前回からの流れで、
「セルフチューニング」とは??について、
具体的にお話ししていきたいと思います。
一歩目から目の前は壁だった。
前回の記事にて、どこかに行ってしまった"わたし”を改めて知りたい、出会い直したい…という想いを抱くようになった、というお話をしましたが、
”わたし”に出会い直す旅の一歩目を踏み出した瞬間、
まず早速こんな壁(悩み)にぶつかりました。
正確には壁、というよりは、霧の立ち込めた森、だったかも。
(前回の記事はこちら↓↓↓)
人それぞれ、ひとりひとり異なるバイオリズムやタイミング、
人生のフェーズがありますが、
最近、こんな悩みをポロッと口にする方が、
周りでも増えているような気がしています。
もしかしたら、あなたや、あなたの周りの方にも、
似たような悩みや、思い当たる節がある方も少なくないかも知れません。
自分が本当は何をしたいのか、どうなりたいのかがよくわからない
何となく、今の状態に違和感やもやもやを感じているけど、どうやってそれを解消したらいいのかわからない
日々の生活が忙し過ぎて、じっくりと自分のことに向き合うことを後回しにしてしまう
やりたいことより、できそうなことや経済面・人間関係のことをつい優先して考えてしまう
何かを選択するときに、いつも迷って悩んでしまうその選択に対してずっと後悔したり、あれでよかったのかな…といつまでも考えてしまう
いつもどこか疲れていて、エネルギーが湧いてこない、動けない
諦めることがクセになっている
漠然とした、けれどずっとくすぶり続けているような、そこはかとない悩み。。。
すべて、これは私自身が抱えていた(今も一部は抱え続けている)悩みです。
差し迫って今すぐにでもどうにかしないといけない!というものでも無いし、なんとなくやり過ごすことはできちゃうんだけど。
でも常に自分の中にその存在は感じていて、悶々としている。
でもじゃあ実際にどうしたらそれが解消されるのかもよくわからない、
でも、でも、でも…。
考え始めるとすぐうーーーーん、となってしまって、結局何もできずに、
どんどん時は過ぎていって。
すごく苦しい…!
…ってほどでもないんだけど、
でもどうにかしたい。切実に。
もやもやの正体や、いかに。
そもそも、なぜそのような悩みが生まれてしまうんだろう…。
その正体って、一体何??どういうこと??
とにかくまずはそれを知らないことには、
どこから手をつけていいのか全くわからないよ(泣)!
…ということで、
まずは色々な本を読み漁ったり、色々な人の話を聞いてみたり、
内省に内省を重ねてみたり。
とにかく、その答えを求めて様々なものに触れていきました。
そんな中で、行き着いた正体のひとつが、
「外側の声」と「内側の声」
の存在でした。
「内側の声」よりおしゃべりな、「外側の声」。
細かなことまで見ていくと、
たくさんの要因が絡まり合ってこの悩みが生まれていることもあると思うのですが、
大元にある大きな原因のひとつ、それは恐らく、
”自分の内側に生まれた瞬間から存在している、
「ピュアな自分」「本質の自分」が見えなくなり、
その小さな声が聞こえなくなってしまっている”
こと。
聞こえないだけではなくって、もはやその存在自体を忘れてしまっていることのほうが圧倒的に多いかも知れない。
そうなってしまうのにはいくつかの理由が考えられますが、
多くはこの時代、この社会で生きていくために必要だと思って、幼い頃から聞き続けてきた
「外側からの声」
(社会の通念・常識・価値観、親や先生など幼少期に周りにいた大人から教えられたこと・影響、他者からの評価など)
がとても大きく、いつでも頭の中で、賑やかにしゃべり続けているから。
(本当にとにかく彼らはおしゃべりなんですよ。ずーっとしゃべってます…)
だから、
「内側の声」
(自分の内側に生まれた瞬間から存在している、「ピュアな自分」「本質の自分」の声)
はいとも簡単にかき消されちゃうんですよね。
普通に他人と会話をしていてもそうですよね。
例えば、友人と一緒にカフェでお茶をしながら大事な会話をしていても、
隣の席の女子会してるおばあさまたちが、すごく大きな声で自分たちの恋バナしてたら、
(しかもちょっと面白い内容だったら余計に)
意図せずもそっちに意識が勝手に引っ張られて
肝心の友人の話が全然入ってこない…みたいな。ちゃんと聞きたいのに…!
しかも、この状況が続いていくと、
「外側の声」が脳内でずっとおしゃべりしている、という状態が当たり前になり過ぎて、
気付くとその声がてっきりあたかも自分自身の声だと思っていてしまっていたり。
すると、いつしか内側の「本質の自分」の存在が
かき消されて感じられなくなり、それと繋がれなくなっていきます。
その、無自覚だけど自分と繋がれていない、という感覚から、
そこはかとない不安や違和感、もやもやを感じるようになります。
ちなみに、このような状態を、
インドやスリランカ発祥の伝統医学である「アーユルヴェーダ」では、
「プラーギャパラーダ(=知性の乱れ)」と言います。
そうなると、人は自分によくないものを選択してしまい、
それが心身の病気の原因にもなっていく、
という考え方があります。
これだけ医学や科学が発展した現代でも、
私たちが常に心身の病に悩み、恐れ続けているのには、
この内側の声が聞こえなくなってしまっていることが
大きく関係しているかも知れませんね。
今日はここまで。
次回に続きます…