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「数秘術とは?」古代の知恵と数字
数秘術は、数千年の歴史を持つ神秘的な学問であり、数字を通して人々の本質や運命を読み解くためのツールなんです。今日はそんな話を少し深く、そしてちょっと神秘的に書いていきたいと思います。
その起源は古代ギリシャやエジプト、さらには東洋にも見られ、さまざまな文化や哲学に影響を与えてきました。
特に、古代ギリシャの数学者ピタゴラスが数秘術の理論に深く関わっていたとされています。
ピタゴラスと聞いて、多くの人は「あぁ、あのピタゴラスね」と正しく思い出されるのだと思うのですが、私はこどもと毎日見る「ピタゴラスイッチ」が思い浮かんだのはここだけの話です。
彼は、”数字には独自のエネルギーと意味がある”と考え、人間の性格や人生に影響を与えると主張しました。
不思議ですよね。数字って何かを数えるためだけのものじゃないんですね。
彼の考えを元に生まれた数秘術の基本的な考え方は、名前や誕生日などの個人情報から特定の数字を導き、その数字のエネルギーや特性を解釈することなんですが、一つ一つの数字の持つ特徴を学べば学ぶほど当てはまるし、奥深いし、夢中になってしまうんですよ。
数秘術では、0から9までの各数字がそれぞれ異なる特質や意味を持つとされ、それが人々の個性や人生のテーマを形作っていると考えられていて、数字は単なる数値ではなく、その背後にエネルギーやスピリチュアルなメッセージが込められている、というのです。
なんでそんなことを考えたんですかね?
そこにたどり着いた道筋もまた興味深いです。
この数秘術の中で特に重要とされるのが、「ライフパスナンバー(LP)」です。これは、生年月日をすべて一桁の数字になるまで足し合わせることで求められます。(ゾロ目はそこでストップ)
このライフパスナンバーは、その人の人生の目的や学びのテーマ、持って生まれた資質を象徴するものであり、性格や行動パターンにも影響を与えると考えられています。
たとえば、ライフパスナンバーが「1」の人はリーダーシップが強く、自立心旺盛である一方、「2」の人は協調性や他者への配慮に長けていると言われます。
身近な人を調べてみたくなりますよね。
ちなみに私はこの数秘術を、自己分析のツールとしてだけでなく、子育てにこそ役立てていきたいと考えています。
子育てにおいて数秘術を活用することのメリットは、親としてこどもの本質をより深く理解するための手助けとなる点です。
たとえば、こどものライフパスナンバーが「3」であれば、創造力や表現力が豊かで、自由な発想を楽しむ傾向があります。しかし、同時に集中力が散漫になりがちで、興味が次々に移りやすいという面もある。
こうした特性を知ることで、親としてのサポートの仕方や声のかけ方を工夫することができるのは、数秘術を知っているからこそ。
親はこどものサポーターです。
こどもがありのままのびのびと大きくなる、子の人生でこれをやるぞ!と決めたことを応援する人なので、こどもとのことを深く知ることはとっても大切。
ママから生まれてママが育てても、こどもはママと同じようにはなりませんよね?
なぜならこどもにはその子の生きる理由と達成したい目標と、それに対するオリジナルのアプローチの仕方を持っているからです。
また、数秘術は子どもの特性を理解するだけでなく、ママ自身の育児スタイルを見直すきっかけにもなります。
ママのライフパスナンバーを知ることで、自分がどのような育児の傾向を持ち、それが子どもとの関係にどう影響しているのかを客観的に捉えることができます。
たとえば、親が「8」の数字を持っている場合、管理能力に優れ、計画的に物事を進めるのが得意ですが、時に厳しすぎたり支配的になりがちかもしれません。
こどもの数字との組み合わせによっては、そこに摩擦が生じることもありますが、その関係性を知ることで、より柔軟なアプローチが可能になりますよね。
数秘術は、子どもを特定の枠にはめるためのものではなく、あくまで可能性を広げるためのツールです。
数字を通して見える子どもの特性は、ほんの一部に過ぎません。しかし、その特性を知ることで、親が子どもの個性をより尊重し、適切なサポートをするための手がかりを得られます。
そして一番大切なのは、数字が指し示す意味を信じることだけではなく、それをどう解釈し、日常の育児に取り入れるかということ。
これからnoteでたくさん解説していきますので、お楽しみに。
親としての直感や子どもへの愛を第一に、数字が示す道しるべを参考にしながら、ありのまま、柔軟に、子育てを楽しめるママが増えますように。
ピタゴラスはすごいものを後世に残してくれましたね。