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雨ときどき憂鬱

誰かに打ち明けづらい悩みや苦しさっていうのはやっぱりある。理由のないしんどさだったり、言ったら引かれそうな悩みだったり。
そういう時にどうしたらいいのか、私はいつもわからない。

例えば、理由もないのにしんどくて、心の天気が悪くなってきて、ふと生きるのが疲れて消えてしまいたくなった夜。心の中に終わりが見えない雨が降っても、心には傘がない。

ただ雨曝しでいつ止むかもわからない雨が止むのを待たないといけない。

そういう時、自分の不調をどうにもできないのが悔しくて、執拗に自分を責めてしまうときがある。

なんで病んじゃうんだろう
なんでいつもこうなんだろう
なんで自分はダメなんだろう、なんで、なんで。って

でも、雨が降ってる時私たちはずぶ濡れになっていく自分に、やるせない怒りや悲しみを浮かべることしかできないのかと言われれば、それも違うと思う。

なにも、土砂降り空の下にあるのは、ずぶ濡れになった自分だけじゃない。
水たまりが反射して映し出すいつもとは少し違ういつもの街並み、雨を含んだ土の匂い、足元で鳴る普段と違う足音。

そういう素敵だって思えるもの気を向けてみれば意外と雨だって悪くない。

結局、訳もなく憂鬱なとき私たちは、寝て起きて虹が立つのを期待するか、何か他のことをして気を紛らわすのが一番なんじゃないかって思う。

でももし、気を紛らわしてる最中に自分の新しい一面や趣味を見つける事が出来たなら、たまには雨の日があってもいいって思えるんじゃないかな

雨の日を好きにならなくてもいいから、こんな天気も悪くないよなって、そう思えるようになりたい。

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