親子で「できたこと」を伝え合う価値
ラジオをやっていると、多くのリスナーさんから質問や相談
が届きます。そんな中、こんなメールが届きました。
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ラジオネーム:ほむぎっこ
いつも楽しみに拝聴しています。小さなできたことを大事にするという点に、とても共感しています。
2児の未就学児の育児をしているのですが、目の前の忙しさやハプニングに
とらわれて欠点ばかりが見えて、”小さなできた”を見つける事を忘れて
しまいがちです。
そんな親に育てられた子供も自尊心が低くなってしまうのではないかと
考えてしまい、負のループにはまります。
でも、子供には是非、自尊心を持った人に育ってほしいと思います。
自分もプラス思考を身につけたいと思います。
永谷さんのご意見を教えてください。
子育て中の親御さんは、それだけでも素晴らしい仕事をされています。
ただ、たくさんできてたことがあるはずなのに、できることが当たり前
と思われ、褒められることが少ない状況かもしれません。
一生懸命育てているからこそ、時に子供に強く当たってしまったり、
なんとかしなければとの責任感から、欠点ばかりが見えたりするのは
当然のことです。
少しも悪いことはないのに自己嫌悪に陥ってしまう気持ちもわかります。
そんなときは、親子でお互いに「できたこと」を書いてコメントし合う
「親子できたことノート」(ワークシートは「親子できたこと手帳」)
をお勧めします。
夕食後や寝る前10分など一日の最後に、1つだけできたことを
書くのです。
ポイントは子供だけではなくて親のできたことも書くこと。
子供が書けなかったら「今日はどんなことあったの?」と聞き出す
ことで書けるようになる支援をしてください。また字を書けない子
は「代筆」でOKです。
そして親のできたことのポイントは、素朴な小さいできたことほど
いいということです。
・スープ作ったら美味しかった
・○○ちゃんと公園でブランコができた
など。そしてお互いのできたことに対してコメントを書くのです。
ホメホメシールの張り合いっこでもいいですね。
(シールは100均などで市販されているもので十分です)
ではなぜ自己肯定感が上がるのか。
それは、親のできたことを子に説明して、子供からシールもらった
時に、「ありがとう〜」と笑顔で伝えると思います。心から嬉しい
ものだから本気の笑顔ですね。
それが子供に伝わります。「あっお母さん喜んでる。」
「お父さん笑顔だな」って
すると自分が相手(親)に役立った感がでて、幸せを感じます。
これが子供の肯定感を高めることにつながるのです。
まさにブーメラン。
子供のできたことを褒めるから肯定感が上がる(そういう面もありますが)
というより、親のできたことを認めたら親が喜んだという経験の方が
圧倒的に子供の自己肯定感を高めることに繋がるんですね
ぜひ、寝る前の10分間、天使の時間を楽しみながら実践してもらえたら
と思います。
この「親子で「できたこと」を伝え合う価値」はこちらでも発信しています。
動画がいいか、テキストがいいか、音声がいいか、
自分の好きな媒体で学んでもらえたら嬉しいです。
・動画で学ぶ
(YouTubeライブ:30分)
【今日もおいしいスープがつくれた! 日常の小さなできたことから親も子も自己肯定感が上がる理由】
・テキストで学ぶ
(noteの記事:約1000文字)
【親子の自己肯定感 「できたことを書く」習慣で高める】
・音声で学ぶ
(FMラジオ:ポッドキャスト:15分)
【#2-15 リスナーさんからの子育てのお悩み相談に答えます!】
音声、動画、テキストの全て、毎週コンテンツを追加・更新していますので、フォローやチャンネル登録などしてもらえると励みになります。
では次の号をお楽しみに。
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永谷研一の「できてるできてる」通信 Vol.006 より (2024/07/17)