実践度が高い行動計画を立てよう
私は多くの企業で、人材育成に携わっています。
大きなテーマは「目標に向かって行動変容する技術」です。
目標を立てても、実際に行動を実践する人としない人に分かれます。
誰もがモチベーションもあり行動計画を立てているのに、差があるのです。
私は15000人の行動実践データを分析する中で、行動計画の実践度を
高めるにはどうしたらいいのかがわかってきました。
今回のメルマガでは、「行動計画はどう立てるとよいか」をお伝えしたいと思います。
曖昧な行動計画に、
「業績が上がるように来週から、しっかりがんばる」
というものがあります。
実際は何も実践されなかった計画の1つです。
この言葉のどこが問題なのでしょうか。
まず、「がんばる」という言葉。
精神論としてはやる気があっていいのですが実際は根性論ですね。
要は行動する計画の言葉ではなく、考えること心持ちのことを言っているのです。
その他にもあります。
・心掛ける・意識する・善処する・検討する・・・・
このような言葉使って行動計画を立てたところで、実際は行動に移されることはありません。
具体的な「行動すること」を計画する必要があるのです。
次に、「しっかり」という言葉。
何か正しい感じはしますが、実は「どの程度やるのかが曖昧」です。
しっかり、きちんと、必ず、絶対に
などの品詞は「副詞」と呼びます。ときに、程度を表しますがその度合いは曖昧です。
そこで
程度を表す「副詞は数値化」と覚えてください。
例えば
「しっかり電話をする」
というのは、電話をする回数を言っているのであれば「3回電話をする」
といった具合です。
するとより具体的になり実践度が増すのです。
このように意識する言葉や程度が曖昧な言葉を改善することで
より実践度が高い行動計画を作ることができます。
慣れて仕舞えば簡単ですので、ぜひやってみてください。
この「実践度が高い行動計画の立て方」はこちらでも発信しています。
音声がいいか、動画がいいか、テキストがいいか
自分の好きな媒体で学んでもらえたら嬉しいです。
・音声で学ぶ
(FMラジオ:ポッドキャスト:15分)
【#2-13 行動計画の立て方の極意「しっかり・キチンと・頑張ります」はキケン?】
・動画で学ぶ
(YouTubeライブ:30分)
【Live#13 行動できる人になれる「しっかりきちんとがんばります!」の落とし穴 】
・テキストで学ぶ
(noteの記事:約1000文字)
【Vol.41三大”根づかない”行動習慣③ 「副詞」にだまされるな】
【Vol.42 行動しない人が使うNGワードの改善法】
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では次の号をお楽しみに。
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永谷研一の「できてるできてる」通信 Vol.005 より (2024/07/03)