【vol.59 今すぐできる!「相手の期待に応える」ことから始まる新しい行動変容のサイクルとは】
市場価値とは、転職市場での自分の価値ではない
皆さんは仕事をしていて、当然「信頼を得る」ことがすごく大切だとわかっていると思います。今回は、それがなぜ大切なのか、どういう意味なのかということについて解説します。
真のプロフェッショナルは、「自分は市場価値によって収入を得ているんだ」と考えています。「自分の仕事がどのような価値を生んでいるのか」を考える。これは非常に大事なことです。
ここでの「市場価値」とは、自分が「転職市場ではどのくらいの価値なんだろう」と考えるという意味ではありません。
仕事というのは、必ず何かのアウトプットがあります。そのアウトプットがどのように影響を及ぼしているのか、どういう価値提供になっているのかということ。そのリターンで自分の収入は決まっている、という感覚。これが大事だという意味です。
お客様とは、仕事上の顧客だけではない
ここでの「市場」というのは、お客様からの期待です。そして、お客様から期待は、実は、いつも変化してます。去年と今年は違うかもしれません。もっと言うと、昨日と今日もまた違うかもしれません。昨今のように変化の激しい、多様な価値観がある、正解がない社会に移ってくると、お客様の期待というのはどんどん変化しますよね。なので、その変化に対して、常に自分は価値提供しているのだと考えるといいでしょう。
この「お客様」というのも、いわゆる自分の顧客だけと考えるかというと、そうではありません。
もちろん顧客は重要なお客様ですけれども、例えば自分のプライベートの場でも、自分のアウトプット、何かをしたことで、相手が得るものがあったとか関係があったとかいう場合も、実はその相手はお客様なのです。自分が何かやったアウトプットの受け手は、全部お客様であるという風に考えるといいかなと思います。
自己成長OSを書き換える
その中で、皆さんは自己成長OS(自分を成長させるための基盤)を書き換え続けることが必要です。自分を動かすオペレーションシステム、コンピューターでいうWINDOWSとかLINUXとかいうのと同じですよね。
ここから先は
¥ 100