サイクル

空を見上げ海を背に浮かぶ
太陽の光を小粋に着飾り
パラパラとした雨を浴びれば
一粒一粒が手を繋ぎ織りなす

天と地の狭間

荒波にもまれれば
しぶきは風と共に踊り舞う
何度も海に帰れども
一粒一粒が手を離し綻ぶ

雨になり大地へふりそそいだら
テンポを変えてせせらぎを奏で
海に帰る日まで歌い続けるだろう

こんにちはという合流
さようならという分岐
恣意に包まれる必然
運命に翻弄される意思

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