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続いた趣味と、廃れた趣味

相変わらず多趣味な私ですが、
やり始めたことすべてが趣味になったわけではなく
ホコリを被り、萎れていった趣味もあります。

やろうと思ってやれないことも、もちろんあります。

「多趣味」というカテゴリはわかりやすいものの
私の本心は多趣味という認識はあまりなく
あくまでやりたいことをやってるだけです。無理ない程度に。

昔のことを振り返りながら、
趣味が続かなかった理由を考えていこうと思います。

追記:書いているうちに、なんだか根深い話になってしまいました。


終わった・全くやってない趣味

多趣味の記事で紹介した趣味の中にも、実は全然やってない趣味があります。

それが、ピアノです。

絶賛サボり中

「活動休止中」とごまかしていますが、サボってるだけです。典型的な三日坊主。毎日目撃するものの、薄くホコリを被り、椅子には綺麗なままのFP3級と基礎情報技術者の参考書が積まれています。コンセントの位置がちょうどよいので、コーヒーを挽くときの台にしています。

あとは手順を見ながら6面そろえて放置されたルービックキューブ、実家の押し入れにしまってあるアコースティックギター。積読・積みゲーはいつものこと。「ドラクエ11」は船出をしたあたり(たぶん序盤)で半年ほど眠り続け、「ドラクエ3」のリメイクが出た今、ようやく掘り起こしてやってます。

テニスやゴルフも長らくやってないので、基準が高い人にとっては趣味とは呼べないレベルかと思います。

別にいいんです。それで。趣味なんですから。

ゴルフで「100切り」を目指すならもっとやるべきでしょうけど、今はロードバイクとドラクエに夢中なので、難しいです。ごめんなさい。

「趣味に損得勘定やコスパを考えるなんてナンセンス」と思っているので、やれなくても損だとは思いません。またやればいいんですから。

なので、続いてないからといって落ち込むことはありません。やりたくもない仕事を我慢してやっているとしたら、プライベートまでやりたくもないことやるなんて悲惨です。なんのメリットも得もありません。やりたいことをやった方が絶対に良いです。

マジメな話、続かない理由はいろいろある

趣味にしようと思ったものが続かない理由はいろいろあります。続いた理由は「面白いから」「私のツボだった」という曖昧なものですが、続かない理由は明確です。

  • 時間がない/忙しい

  • 性格に合わない/ライフスタイルに合わない

  • お金がない/使えない

  • 意味がない/無駄だと思っている

  • 家族ブロック

1個ずつ解説しますね。

時間がない/忙しい

私の場合はロードバイクとドラクエに押し込まれて、他の趣味が弾き出されている節もありますが、やれない理由の大半がコレです。

仕事や家事に忙しくてやれないのです。

てんやわんや

忙殺されているんであれば、趣味をつくるよりも先に労働環境の改善か転職した方が良い気がしますが、どうにかして時間をうまく捻出する必要があります。これを読んでいるなら、まだ余地はあるはず。ガチでヤバイ方はこの記事を読む余裕もない。

私の場合、週末も就寝時間を大きく変えないようにしました。5年ほど前までは夜遅くまで起きていて、週末は昼近くまで寝ている生活を送っていたのですが、今は遅くても7時起きです。楽しくてもちゃんと寝ること

・・・歳を重ねると朝に強くなるらしいです。より良い余生を送ろうと覚醒するんでしょうか?きっと良いことです。

性格に合わない/ライフスタイルに合わない

私、こう見えてデスクワークなので、週末まで部屋に閉じこもっているのは性に合わないようです。

なので資格勉強やピアノは少々続けづらい。ゲームは沼りがちなので「こもる」覚悟をしないとしんどいです。テニスやゴルフは好きですが誘う・誘われる・日程を合わせるというプロセスが面倒なのでハードル高めです。

あとは手先が器用ではないので、DIYやプラモデルのようなモノづくりの趣味はありません。たまにジグソーパズルをするくらい。モノを集める趣味もありません。ギャンブルは駆け引きできないのでしません。観光気分で競馬やってみたい気持ちはありますが。趣味の候補には入ってきません。

「あ!明日晴れるらしい!◯◯行ってみよう!」
という思いつきでできるのがランニング・ロードバイクの良いところ。余計なことを考えず、頭を空っぽにできるのも好きです。

いつまでもここにいたい

平日が動かない仕事をしているせいか、週末は足腰を動かす時間があるとリフレッシュできるようです。なのでランニングやロードバイクは爽快感があります。なんとなく1週間のバランスが取れる気がします。

デスクワークの方は、体を動かす趣味があると良いです。散歩でもいいですし、登山・ハイキングも良いです。自然も感じられておすすめです。いつもと違う景色を見ると良いリフレッシュになります。

軽井沢の雲場池

「趣味がないと悩む人の多くはインドア・出不精」という偏見を持っています。アウトドア派の人が無趣味って考えづらいです。暇さえあればBBQしているイメージ。外に出る楽しい時間があると充実感が増えていくかも。

お金がない/使えない

お金がない・使えないんじゃ仕方ないですね。私も学生時代は金欠で生きるのに精一杯でしたから、その状況では難しいと思います。

趣味とは余暇でやるものなので、文字通りそれなりに余裕がないとできません。裕福である必要はないものの、趣味ができる程度の時間とお金の余裕は欲しいところです。

とはいえ、月1万円程度が予算だとしても、少ない資金でできる趣味はあります。グルメ旅や日帰り温泉旅は意外とできます。手芸や編み物などは100円ショップでも調達できますし。ランニングも靴とジャージだけ買えばOK。

違うケースだと、財布を何者かに握られているせいでしょうか?

「趣味にお金を使おうとするとなぜかコソコソ小賢しい嘘をついてしまい、それが信用喪失に拍車をかけていることに気づかず、さらに肩身を狭くしている一般男性」

が散見されますが、正直にプレゼンした方が良いと思います。そんなだから財布にリードを付けられてしまうのです。わんわん。

とても楽しそうです。かわいい。

それか、パートナーを巻き込んで一緒に楽しめるなら、巻き込んじゃいましょう。

意味がない/無駄だと思っている

「趣味をやっている暇があるなら、もっと有益な何かをした方が良い。」
と資本主義の犬たちが何か言っているのですが、その人たちは「お金稼ぎが趣味」なので、経済の発展に貢献しておいてもらいましょう。

・・・とはいえ、たくさん稼いだ人たちが目指す先が「南の島」という趣味的なライフスタイルなのがありがちです。

みんな大好き宮古島。今すぐ行ったっていいじゃない。

たぶん、「暇をするのか?」の違いで、結局はみんな意味のない無駄な時間を過ごしたいんだと思います。私たちは無駄をするために仕事をしている。

趣味に意味や目的を持ち込むとしんどいです。ありがたい言葉があります。

目的のある娯楽は
真の娯楽にはならない。
娯楽には目的がなくて、
しかもそれは生活にとって
合理的なものである。

三木清『人生論ノート』

本人が「楽しい・面白い」と思えるなら、それでOK。それだけでやる意味があるというものです。

家族ブロック

「そんなにお金使って大丈夫なの?」
親心ではあるのですが、ハードルになる言葉は多々あります。

前述のようにお財布が握られているともっと大変です。まずは「家族サービス」を趣味にしないといけません。

育った環境もあるかもしれません。ゲームや漫画をやっていて怒られた経験がある方は多いと思いますが、積み重なるとやりたいことをやるときに罪の意識を感じてしまう気がします。

私は今でもそういう気持ちが多少あって、やりたいことをやろうとするときになぜか腰が重くなることがあります。もともとショートケーキのいちごは最後に取っておく性格ですが、そういうのも相まって好きなことを手に取るのに抵抗があるのです。

好きなことほど、距離を取ってしまう

家族の干渉から解放されて、寝食忘れてゲームに没頭している人は多いと思います。「禁制の香り」にのめり込んでいく感じは、”性欲の解放”と似ています。性処理を趣味だと思ってる人って、たぶんいないですよね。

あ、ゲームを否定したいわけじゃないですよ!あくまで
趣味が続かない・やれない理由の1つに「やりたいことをやることの罪悪感」が関わってるんじゃないか
って話です。

・・・ここに気づくと少し心が軽くなるかもね、って話です。

私の言葉で良ければ、許可します。
「やりたいことをやっていいんですよ。」

趣味ができるって、すごいこと?

多趣味ってだけで「すごい」「憧れます」と言われることがあります。インドアな趣味、アウトドアな趣味のどちらもあるので、どちらの層にも言われます。

承認欲求を満たしたい方は、インドアとアウトドアをハイブリッドに持つと良いかも。大抵の人はどちらかの趣味に偏りがちなので。そんなの気にせず好きなことやれば良いんですけどね。

今回振り返ってみると、趣味ができるって案外すごいことのようです。

  • やれる時間がある

  • やれる程度のお金がある

  • やれる環境がある(邪魔されない)

  • やれる心の余裕がある

条件がそろってないとうまくできない・続かないようです。

・・・これを聞くと「ウッ」となる人もいると思うので、まずは小さなことからやってみると良いと思います。いろんな本や映画に触れてみるとか、知らない町に行ってみるとか。ピクルスを作ってみるとか。

やってる側になると大したことないと思うのですが、趣味ができるって本人が思ってるよりも「健康的」な活動なのです。

とにかく、趣味が人生を豊かにすることの1つなのは確かです。

人気の記事にアクセスを集めたいので、大事なことをここでも言いますね。

趣味は、趣味を始めようと思ってするのではなく
やりたいことを、
やれるときに、
やれるものから、
やってるだけ

これだけです。

多趣味な私からの金言「やればいいのに」|永田 健人

ぜひ、やれることから始めてみてください。

ではでは。

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