接客業長くてもスピーチは下手
本日今の会社に勤めて10年ということで
勤続永年の表彰式がオンラインでありました。
一言を求められて私が感じたのは
「こんなに長く接客業をやっているのに
スピーチ的なものは全く違うな」
ということでした。
自分の中で意識したのは
過去(入社した当時を想起させる)→現在
→未来
の順に話したということです。
その方が自然な時系列なので
話し手が聞きやすいかなと思ったという
くらいの理由でしかありません。
以前の投稿で「聞く力」についての話を
しましたが
自分の中でなんだかモヤっとしたというか
一方的に話すスキルに関しては
全く身についていないことに気付きました。
そうは言っても普段の接客で
注意事項説明など
一方的に話すシーンはあります。
ただここに大きな違いが二つあって
1つはマニュアルがベースにあって自分の言葉ではないということ。
もう一つは
理解度確認のために相手に問いかけるシーンがあることです。
そういった意味では
接客業のほとんどは
上記の2つをクリアしているので
言ってしまえばコミュニケーション能力に
自信がない人でも
「人は自分を主語にしてもらえる会話の方が
興味を持ち、好感を感じる」
という原則を守れば
そんなに悪い関係になることはありません。
これは人間関係においてもそうです。
人間関係にすらコツがあるのです。
そういう意味では
キャッチボールの発生しない
一方的なスピーチというのは
上記のような再現性のあるコツのようなものは
あまりないように感じました。
結局ひたすら場数だな、と。
あまり準備しすぎても
うまく話せないと思ってざっくりとした
道筋しか用意していなかったことも
その時感じた感覚から瞬時に
言葉を組み立てるのも大事だと
成田先生が言っていたからですが
さすがにその能力は
頭脳も場数もない私にとっては
ハードルが高すぎたようです。
念願の社長と直接お話しして
自分の考えていることを表明するチャンスでは
ありましたが
モヤっとしたということは
自分の中であまり納得出来ていないようです。
それでも私のコメントに
「視野が広いと感じました」
という感想を頂けたことは
私の中では欲しかった感想の一つでしたので
よかったかなと思っています。
もっと無駄を省けなかったかな
と思ったりもしましたが
おそらくこのnoteをしていなかったら
もっと酷いことになっていたような気がします。
普段の仕事で身につかない能力も
このnoteは与えてくれるように
感じています。
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