暇つぶし依存症
現代人は『暇』が苦手らしいです。
電車が来るまでの5分間。
少し前までは
その場でボーっと立ち尽くすか
本や新聞を読むなどしか
暇をつぶせませんでした。
それが、
ケータイ・スマホが出てきたおかげで
効率よく暇をつぶせるようになりました。
何もしない時間が
ほとんど無くなったわけです。
暇になったらスマホを見れば
ニュースサイトやYouTubeを
見れるわけですから
とても便利です。
一方で、
暇を簡単につぶせるようになったので
今度は暇をつぶさないと
落ち着かないようになりました。
何もしない時間を
何かで埋め合わせなければ
気が済まない状態になっています。
両手が空いているのが不安で、
ボーっと突っ立ってるのが不安で、
ついスマホを構えてしまいます。
それで何かを眺めて
充実してれば良いんですが
そうでもない人が大半です。
たいていは
突っ立ってた頃の顔と
スマホを眺めている顔は
ほとんど同じです。
どこか見ているようで、
どこも見ていないような感じです。
全然スマートではなく
効率的っぽい動きをして
不安や寂しさにフタをしているだけです。
良い解決策は、考えることです。
今日の夕飯でもいいですし
今度記事に書くネタを練るのもいいです。
検索すると答えが出てしまうので
あえてノーヒントで攻めてみるわけです。
答えがないこと、定まってないことを
考えていくことは
新しい生き方をしたいなら大事なことです。
そして老けないと思います。
小説を書く人や
プログラミングをする人
芸術家や数学者は
わりと当たり前のことかもしれません。
「どうして?」
「つまり?」
「どういうこと?」
「どうなるの?」
と頭をひねってみます。
考えると言われてもピンと来ない人は
『推理する』と捉えると
わかるかもしれません。
何かニュースを見たら
動機や意図を考えてみたり
誰が得するのか、損するのか
を考えてみるのもいいです。
その意味で人間観察って
意外と良い趣味かもしれませんよ。
暇つぶしにもなりますし
アレコレ考えるものですし
人を見る目も養えますからね。
スマホから手を放してみて
腕組んでみたりして
観察して自分なりの答えを出しましょう。
あとは答えがない問題であれば
「幸せとは何か?」とか
「過去に戻れるならいつ?それはなぜ?」とか
「どうして争いは終わらないのか?」とか
「宇宙人が攻め込んできたら自分はどうするか?」など
大きなテーマを妄想するのも
アリですね。
毎日死んだ目で
スマホを眺めているよりは
スマホを使わない
暇つぶしの方法を考えて
実行してみましょう。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
nagatouch