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自分流 プロフェッショナルの矜持
「申し訳ないですが、お断りします。アイデアはタダではないので」
以前に広報・PRコンサルタントをしていた2005~12年頃、お付き合いのなかった自称クライアント候補から「何でもいいので、とりあえず何か提案してみてください」と言われた時に私は決まってこう答えていました。礼節をわきまえていたつもりではありますが、きっと嫌悪感は隠し切れていなかっただろうと推察します。
さすがに最近はこのような雑なオーダーを受けることはありませんが、コンサルタントとして再始動し、いくつかのプロジェクトが進んでいくなかで、「自分がプロフェッショナルとして大切にしていること、こだわり抜くべきことは何だろう?」と考え直す機会が増えてきました。
そこで、現時点における自分なりのプロフェッショナル論をまとめてみました。
1.結果責任をきちんと負う:内部事情や外部環境の変化を言い訳にしない。「自分の担当部分はうまくいきました」で満足しない。
2.うまくいかなかった時ほど現実と向き合う:成功・失敗要因を分析し、因果関係を明らかにすること、すなわち成功事例は再現性を担保し、失敗事例は同じミスを未然回避することで次回以降の成功確率を高める。
3.守れない約束はしない:「分からない」「できない」はできるだけ早い段階で勇気を持って相手に伝える。「知らない」「やったことがない」ことは事実の理解に努め、可能性を検証したうえで対応を判断する。
4.自分の成長に対して常に謙虚でいる:過去の成功体験に囚われたり、一つのやり方を見つけただけで満足しない。世の中は常に進化し、自分より努力している人は山のようにいることを忘れず、学ぶ姿勢を失わない。
5.報酬以上の価値を相手に提供する:クライアントからいただいているコンサルタント料に見合う価値以上(+α)を提供することを心がける。この+α部分が自分への信頼になり、次のビジネスにつながることを忘れない。
改めてまとめてみると目新しさは皆無で当たり前のことばかりですが、これを徹底して実践し続けることがプロフェッショナルとしての自分の価値だと考えています。
「プライドを持って謙虚であり続けよう」、プロのコンサルタントとしての賞味期限を延ばすため、繰り返し自分自身にそう言い聞かせています。