コンサルタントの加点回帰 Vol.0：8年ぶりの再始動

半沢直樹と同じく1992年に社会人生活をスタートして以来、初めてフリーランスとして活動することになりました。（半沢直樹は1970年12月8日生まれという説もあり、だとすれば93年入社のような気がしますが…）

独立に加えてコロナ禍の影響もあり自由に使える時間が増えたので、新しい情報や知識をインプットしたいという衝動に駆られますが、約8年ぶりにPR・コミュニケーションに関するコンサルティングを行うにあたり、まずは過去に作成した資料やノートや読み返しながら自身のこれまでの経験や知見の棚卸に取り組んでいます。

「できるだけ効率的に」をモットーにしつつ、懐かしさのあまり本来の目的を忘れてつい手を止めてしまうことも多く、特に戦略コミュニケーション・コンサルティング企業（フライシュマン・ヒラード・ジャパン）在籍時に書いていたブログ「医療PRの現場から」（閉鎖済）を読むと、ご指導・ご支援・ご尽力いただいた当時の同僚やクライアントの皆さんの顔が次々に浮かんできます。

ブログ発信から約10年が経っていますので、もちろん時代を感じさせる古めかしい記載や未熟な表現も散見されますが、「PRの本質は変わっていない」「このコンセプトは今の時代にも応用できる」などの気づき・発見があることも事実です。また「今なら違う切り口を加えられるかも」と少し欲が出ることもあります。

幸い、今は便利なオンラインプラットフォームがありますので、私自身の経験・知識の棚卸を兼ねて、その一部を紹介していきたいと考えています。

その際に大切にしたいのは「昔の記事のみを忠実に掲載する＝原点」や「時代錯誤な事項や稚拙な表現を削除する＝減点」ではなく、「今の時代にも使えそうな要素を見出し、自身の成長に基づく新たな価値を付与する＝加点」という考え方です。

私がコンサルタントとして再出発するにあたっての加点回帰が、少しでも皆さんのお役に立つことを願っています。