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30歳、春。痔になる。#3
前回の続き
どこに行けば良いんだ⁉低評価の嵐!それが肛門科
肛門の近くにできた腫れ物を不安に感じつつ、
僕は近所の肛門科を調べた。
僕は大体Googleマップで口コミと一緒に調べるのだが、びっくりするくらい低評価の病院しかなかった。
ていうか、そもそも肛門科の病院が少ない。
そりゃあ、人の肛門見たくて医者になる人なんていないだろう。いるならよっぽど変態だ。
供給が少ないからサービスがずさんでも、ビジネスが成り立つのか。そう思った。
腫れ物ができてから、僕は痔についてかなり調べていた。
ものによっては、手術が必要になるケースも多いらしい。
そして、下手な医者が手術すると、回復後も肛門の締まりが悪くなって、歩くたびにおならが出てしまうというネットの記事を見つけたのだ。
その記事が僕に強烈な恐怖を植え付けていた。
なぜなら、身近にそういうおじさんがいたからだ。
歩くたびに
プっ、ぷっ、ぶーーーーー!!
と、盛大におならをぶちまけながら歩くおじさんが、前の職場にいたのだ。
(おなら我慢してよ….。)
事情も知らない僕は、そんな風におじさんに思っていた。
今なら分かる。
おじさんはきっと、痔の手術で肛門の締まりが悪くなっていたのだ。
真実は分からないが、きっとそうだ。
「今度は、僕がおならをぶちまけながら歩く番になる…。」
そう考えたら恐怖しかなかった。
病院選びは死活問題だ。
慎重に進めなければならない。
いくつか候補を絞り、ホームページや口コミを読みまくった。
そして、候補を絞り込んで、ようやく通院する病院を決めた。
翌日、その病院へ朝一番に訪問すると、
なんと、「今日は肛門科の先生が忙しくて見れない」という意味の分からない理由で診察を断られた。
肛門科は事前予約が必要な病院が多かったが、その病院のHPにはそんなこと書かれていなかったし、意味わからなかった。
別日で予約するほど、僕に猶予も残されていない。(早く診察してほしかった)
そして、その病院から出た足で、唯一近所で予約不要の肛門科に電話をかけて出向くことになる。
結果的に僕はこの病院で手術をし、高い満足度で完治するわけだが、
きっとこれは運命だったのだろうと今なら思える。
最後まで読んでくれてありがとうございます!!
次回、「僕の痔は2つあった」。を投稿予定です!
当記事は連載としてマガジンに追加していきますので、フォローしてお待ちいただけると嬉しいです!!