実話 010 friday the 13th

13日の金曜日 だなんて特に怖い夜でもない
激務遂行後の平凡な金曜日、そう、みんなの花金。

カウンターでひとり、赤のボトルを頼み
8本コースの焼鳥を、1本づつ懲らしめたいだけ。

私の天敵は、団体様 インバインド 子連れ様、
今日も無敵で楽しめそうだ
こんなに美味しいのに、混んでたためしのない、
愛想のない店主ひとりで切り盛りしている焼鳥屋。

天敵はいきなり入ってきた。
おばさま2名(くそBBA2名)
うっかり天敵リストから除外していたから、
カウンター対面に座られてから
久々にフラッシュバックした敵キャラの出現に、
「マスター、芋ロック」と
震えた体が勝手にSOSを呟いていた。

皆さんも、ないだろうか。

こちらに運ばれてくる料理なのに、それを
ジーっと追いかけつづけるBBA2名

「すみません」とウェイターを呼んだのに
グイッと振り返るBBA2名

トイレに立つと会話を止めて
カーっと目線をこちらに向けるBBA2名

おそらく、女性も例えば、ミニスカートとかで
おじさんからジーっと視線をロックオンされて
不快なときとかあると思いますが、
それと似たような吐き気です。

お願いだ、同じ幸せは必ず貴女方にも訪れる。
こっちを見ないで、自分たちに集中して。

この現象に関するリテラシー教育は30年後になるのかもしれません。

13日の金曜日

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