映画を観ているから、主役でいられる
このご時世のおかげで、観たい映画が同じようなタイミングに集中する現象を2年連続でやられている。
今週は既に2本映画を映画館で観た。流行りのonly in cinemaってやつにまんまと踊らされた。
よく考えるとこの映画は映画館でしか観ることができないというのもおかしな話かもしれないけど、この配信時代には当たり前なことなのかも。
映画を観終えたらどこか背筋が伸びる気がする。自分も頑張らないとと気合を入れられる瞬間は映画館を出る瞬間ではなかろうか。
銃をドンパチするようなアクション映画を観たら、劇場を出た瞬間は自分も誰かに狙われているのではないかとそわそわするし、純愛ものを観ればどこか運命的な出会いでもなかろうかとそわそわするし、車で映画館に行ってたら帰りの車内は映画のサントラを爆音で流しながら帰る。
この前スパイディのサントラ流しながら帰って泣いて事故るかと思ってからは控えているけど。
この前はバットマンを観て、今日はオーズを観てきた。
オーズ、仮面ライダーオーズ10周年記念作品。
10年前、つまりは10歳のころに放送されていた仮面ライダーシリーズで、当時観てなかったのに、なんやかんや周りが面白いと言うから観て気に入った記憶がある。
仮面ライダーを見るのがカッコ悪いみたいな風潮があるけど、中学生だった当時、部活を引退したのに毎週日曜日に目が覚めてしまうことを友達に話していたら、弟を持つその友達が熱くお勧めしてくれたのが仮面ライダーエグゼイドだった。
それがなかなか面白く、次作品のビルド、ジオウの2作品は通して見ていた。面白かったし、映画もちょくちょく観に行った。
そして満を辞して公開された仮面ライダーオーズの「完結編」を今日のお昼から観てきた。
いやぁ、完結しましたねぇ……はい……
最近の特撮って肝心の子供を置いてけぼりにするのがルールなのかと疑ってしまうくらい、大人向けだった。
厳密に言えば、10年前にオーズを観ていたかつての子供や大きな子供に向けて作られたものだったのだろうなと感じる作品だった。
子供騙しとは決して言えない本作、久しぶりにエンドロールが終わった後の劇場内が静まり返った。
ここで感想を書いてもいいけど、特ヲタって思想が強い人が多いのでちょっとこの辺で締めておきたいと思います。
それに、記事のついでに書いていいほどの感想ではないので、書くのであればきっちり1つの記事として書こうと思います。需要があるかは微妙だけど。
映画を観終えたら自分も頑張らないとと気合を入れる。
映画館が入っているような施設には大抵本屋さんがある。
今日も本を買った。俺もやってやんよとモチベーションが高い間に本を買えばそれはもう立派な動機づけ。コーチングについての本と、大学院入試に向けた対策本を買った。
あとは仕事で使う予定のファイルセットとペンと、毎年恒例心理学手帳。
結局去年は心理学手帳を買ったけど大して使わなかったなぁと反省はしている。改善されるかは分からないけど、戒めの意味を込めてとりあえず買ってみた。
世界を救うようなヒーローになりたいとは思っていない。それでも、主人公として主人公たる偶像を目指すのはエゴではない。そう思っている。
思っているより、自分は自分のことが好きらしい。あっこれちょっと別の記事で書こう。
去年の映画の『フリーガイ』でそう感じた。俺が、俺こそがこの世界の主役なんだと胸を張って言えるために、そうあるための努力を惜しまないようにしよう。
そう思っている。
映画を観ているからか、たまに自分でもちょっと苦笑いしてしまうような言い回しをしてしまうことがある。気がしている。
歯の浮くような台詞も言ってしまうし、酔っていたら尚更面倒なことになる。
アメリカ映画の罵倒辞典から引用するような言い方や、どこぞのロマンス映画に出てくるような甘い言葉まで、どのツラで言っているんだと後になって後悔するような言葉がすらすらと出る気がする。
ジャンプ脳で、映画脳で、言葉回しが主人公。キックアスとかにいる自意識が痛めの男子中学生みたいな思考だけど、なんとかやってこれている。多分。
これからも勘違いして生きていければ幸せだろうか。とりあえず今は幸せなので、これからも主役張って生活していこうと思いました。
勉強して、無敵になります。
そんなわけでこれから珍しくちょっと勉強でもしましょうかしら。
ではまた明日。おやすみなさい。