映画は音響で面白さが変わるらしい
流行りの映画もそのうち配信されるだろうと思って映画館に観に行く回数が減った。去年はさらに減った。
クレジットカードを作った時、最初に作ったのはイオンカードだった。
理由は簡単、50本まで映画が1000円で観ることができるチケットを買えるサービスがついていたから。イオンシネマセレクトみたいな名前のカードで、ミニオンが書かれているカード。
本来なら2020年の6月にエヴァが公開されるから10回ほど観にいくつもりだったし他にも色々観に行って50回分のクーポンを使い切るつもりでいたのになんだコロナ。おいコロナ。観たかった映画片っ端から延期させやがって。ほんと、そろそろ消えてもらえません? お願いなんで…マジで頼むから…
さて本題。
これ毎回自分が西野さん関連のnote書く時ってネガキャンまがいのものになりかねないんだけど、この前流れてきたブログ記事を読んだときに色々思うことがあって色々考えてみた。もし西野さんについて称賛しか許さない過激派の方が読んでいるなら速やかにBBしてください。罵倒したりするわけではないけどそれなりに批判的なものになるので自衛してください。(ほーんこんな考えもあるのね〜)くらいの感覚で読んでもらえると幸いです。
この記事です。
これnoteの仕様上記事直貼り出来なかったので時間が経ってからこの記事を読んだ人はお手数ですが2021年1月9日の記事を読んでください。
ここで引っ掛かったのが
『劇場によって映画の面白さが全然違うんです。具体的に言うと、「音」ですね』
『『えんとつ町のプペル』が、派手なシーンが多いから余計に感じやすいのかもしれませんが、僕の中で一番面白い映画館のプペルの面白さが「100」としたら、「ん?」と思う映画館のプペルの面白さは「8」ぐらいです。』
の2つの文。
ここがしっくりこない。
もちろん映画館によって音響に力を入れているシアターとある意味普通のいわば映画館として最低限の設備を備えたシアターがあることは分かる。
でもこれっておかしくないか? この音響設備って、100点である前提の作品をブーストするものであって92点の減点をするためのものではなくない?
これを言い直すなら『一番面白い映画館のプペルの面白さが200だとしたら、「ん?」と思う映画館のプペルの面白さは「108」ぐらいです』にするのが映画館に対して通すべき筋じゃないか?
とかが自分の言いたい疑問に感じたポイント。
実際映画館の音響で化けた映画は沢山あるし観てきた。
例えば『マッドマックスー怒りのデスロードー』は今でも極上爆音上映がされるくらい爆音のブーストがかかる映画だと思う。
立川シネマシティという映画館では「音響」を武器にしたシアター設計がされている。うろ覚えだけど5.1chとかが普通のスピーカー設計なのにこのシネマシティは7.1chとかの「頭のおかしい」配置をしてるそうな。
よかったらこの記事読んでください。と思ってリンクを貼ろうとしたらエラーで埋め込めなかったので記事名だけ。『週刊アスキー 常識破りの成功 映画館に革命を 立川シネマシティ 「極上爆音上映」の野心』という記事です。(2015.7.21)
ここで書いてある記事とかも含めて自分の音響観を書くけど、そもそも音響って映画の中全てに含まれているものが「完成形」のはず。
なのにそれを置いておいて面白さの保証を映画館に委ねていることっておかしくないか?
この記事で書かれていたことを引用するけど、『作品を作るのは劇場ではありません。作り手の意図を最大限に伝えるのが劇場の仕事です』と書かれている。まったくその通りだと思う。
ちなみにこのブログに書かれていた西野さんお気に入りの映画館であるTOHOなんばのスクリーン1はデジタル5.1chの音響環境だった。
5.1chって割とどこでも使われているいわば「普通」の映画館なんだけどどの辺が「良い」音響なんだろう?
もっと詳しい方がいたら教えてください。
そういえば西野さんってディズニーを倒せると昔言ってたけどコロナで本来プペルと同じ時期に公開されるはずだったディズニー映画が配信だけになって図らずも「3Dアニメとしては一人勝ち」になっていることについて何か言ってた?
結局お前は西野亮廣が嫌いなんだろう? だからネガキャンするんだろう? と思われるかもしれないけどそれは違う。断じて違う。
自分が疑問に思った、もといイラッとしたのは作品の面白さを劇場に投げるなよと思っていることだけ。
良い映画はどこで観ようが良い映画なんだよ場所なんてそれをブーストするだけの存在でしょ?っていうことが言いたい。
なぜなら「ララランド」を日本国内で3ヶ所、テレビで3回、配信で6回、そして飛行機の中で2回。計14回観たけど全部良かったと断言できるから。
「シン・ゴジラ」をもう20回以上はいろんな媒体で観ているけど全部面白いから。
作品の面白さを劇場に委ねる姿勢が気に入らない。
あくまでも劇場は映画を観るところであって映画の面白さを担保するところではないのではないのでは?
というのがこの音響について言いたいこと。
音響関連の方向から言うのも分かるけどそれなら音響まで完全に監修するなりしてから口出せよっていう映画オタクの呪詛です。えぇ。
大体スタジオ4℃が作ってるんだから最低限面白い映像は保証されてるのにそれ差し置いて音響って…音響って!!!!
ならジェームズキャメロンみたいに映画館丸ごと設計したりシルクドゥソレイユみたいに期間を設けて専用劇場にすりゃよかったんじゃないですか?
言ってること「自分の漫才がウケなかったのは劇場のマイクが悪いから。自分の思いが半減してたから」みたいなダサい言い訳と同じじゃないの?これでそのうち「映画がヒットしなかったのは観る人の情熱が映画と乖離していたから」とか言い出したら教えてください。
あと、揚げ足取るようなこと書きたくないけどその映画館の音響の理屈でさらに視聴環境が悪化する地上波や配信で観るプペルは「約束された8点の映画」になるけどそれは問題ないのだろうか?
と、いうわけで近々普通の5.1chの音響設備の映画館でどれくらい面白いものが観られるのか試しに観に行ってみようかと思います。実際原作読んで面白くなかったわけでもないし、何より4℃が作ってるならそれなりに面白いでしょ。多分。
観に行きもせずにここまで文句垂れるのは筋が通らないだろうしこれは必ず観に行きます。
自分はサロンメンバーではないのでそのことについてご存知の方、何か言いたいことがある方は是非コメントをお願いします。
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