レイカーズが対戦相手から3Pシュートを打たれ続け、そして入れられ続けている件をデータで検証してみた
ロスアンゼルス・レイカーズのエースであるアンソニー・デイビスは「どの対戦相手もレイカーズに対してシュートをよく決めてくる。我々は彼らがステフィン・カリーだと思ってプレイ(ディフェンス)しなければならない」と述べた。
果たしてレイカーズの被フィールドゴール試投数、成功数、成功率はどのくらい深刻なのか、データを調べてみた。結論、2ポイントシュートを含めたトータルの被フィールドゴール試投数、被成功数、被成功率はそこまで悪い数字ではないが、3Pシュートの被フィールドゴール試投数、被成功数、被成功率はリーグ最低レベルである。
以下がそのデータである。リーグワーストトップ10のチームについてセルを赤く塗りつぶしているが、レイカーズはネッツやスパーズと並び、3Pを入れられた本数、打たれた本数、被成功率いずれもリーグワースト3に入っている。
さらに深刻なのは、レイカーズはオープンの3Pシュートを入れられた本数、打たれた本数においてリーグ最下位である、という点である。以下はオープン3Pだけに限定した表である。
3Pシュート成功率が低い選手(例えばラッセル・ウエストブルック)に対してはあえてオープンにさせて3Pを打たせるという戦術もあり得るが、基本的にオープンで3Pを打たせているということはディフェンスが機能していないということである。
前回の記事ではレイカーズの3Pシュートはオフェンス面でも低調であることを書いたが、実はもっと深刻なのはディフェンス面でもリーグ最下位レベルで低調であることだろう。オフェンスでの3Pシュートというのは、正直その日の選手の調子などで入らない日もあるが、ディフェンスではチームの約束事やシステムの問題である。3Pを守れない、ましてや相手をオープンにして3Pを打たせてしまっているということは、チームとしてディフェンスが機能していないことを示唆しているように思えてならない。
改めて、2月のトレードデッドラインまでに何らかの補強策が示されることを望む。